「ヨ」と裏返した「コ」、そのまわりに船の方位磁針(コンパス)。横須賀市の旗です。神奈川県・三浦半島の軍港の街の旗で、中央は「ヨコ」を、この地の武家・三浦氏の家紋「丸に三つ引き」の形にし、まわりを港を象徴する方位磁針で囲んだマーク。港町らしい1枚です。今回はそんな横須賀市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
横須賀市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:「ヨコ」(三浦の三つ引風)+まわりに方位磁針
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 中央のヨコ:横須賀+三浦氏の三つ引
- まわりの方位磁針:港
「ヨコ」を方位磁針が囲むマーク。横須賀市を象徴する1枚です。
「『ヨコ』と三浦の三つ引、まわりは方位磁針」
横須賀市旗の、由来を見ていきます。中央は、横須賀の頭文字「ヨコ」(ヨ+裏返した「コ」)を、この地の武家・三浦氏の家紋「丸に三つ引き」の形に図案化したものです。そのまわりを、港を象徴する船の方位磁針(コンパス)でデザインしています。1912年(明治45年)3月16日に制定されました。お殿様(三浦氏)の三つ引に、港のコンパス。海の街らしいマークです。方位磁針が入るのは、東京湾の入口を守る軍港・横須賀にぴったりです。
三つ引仲間、そしてヨコ仲間
そして、2つの横のつながりがあります。三浦氏の「三つ引」は、仙台市(伊達の三ツ引両)・広島市(浅野の三つ引)と同じ、三本線のお殿様マーク仲間。また、同じ神奈川県の横浜市(ハマ菱)も「ヨコ」の港町です。三つ引は仙台・広島と、ヨコは横浜と仲間。二重の縁です。横浜のハマ、横須賀のヨコ。神奈川県の県章(左右対称の「神」)とは別物です。
横須賀市という都市
横須賀市の基本情報です。
- 正式名:横須賀市
- 所在:神奈川県(三浦半島)
- 人口:約37万人(減少傾向)
- 法的地位:中核市
「軍港とペリー」
横須賀市は、米海軍・海上自衛隊の軍港で、1853年にペリーが来航した浦賀、記念艦三笠で知られます。ドブ板通り、横須賀海軍カレー、無人島の猿島も横須賀の名物です。
まとめ:「ヨコ」と方位磁針、横須賀市
今回の横須賀市旗のまとめです。
- 市章は中央に「ヨコ」(三浦氏の三つ引風)+まわりに港を象徴する方位磁針、1912年(明治45年)制定
- 中央のヨコ=横須賀+三浦氏の家紋「丸に三つ引き」、まわりのコンパス=港
- 方位磁針は東京湾の入口を守る軍港・横須賀にぴったり
- 三浦氏の三つ引は、仙台(伊達)・広島(浅野)と同じ三本線のお殿様マーク仲間
- 同じ神奈川県の横浜市(ハマ菱)も「ヨコ」の港町、横浜のハマ・横須賀のヨコ
- 神奈川県の県章(左右対称の「神」)とは別
- 米海軍・海上自衛隊の軍港、ペリー来航の浦賀、記念艦三笠、ドブ板通り、海軍カレー、猿島
- 人口約37万人(減少傾向)、中核市、神奈川県三浦半島
「ヨコ」と三浦の三つ引、まわりは方位磁針。横須賀市の旗は、武家の三つ引と港のコンパスを合わせた1枚です。