「四」と「日」を組み合わせたマーク。四日市市の旗です。三重県で最も人口の多い市、コンビナートの工業都市の旗で、四日市の「四」と「日」を図案化したもの。1897年(明治30年)制定と、全国でも古い市章のひとつです。そもそも「四日市」は、毎月「四」のつく日に市(いち)が立ったことに由来します。今回はそんな四日市市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
四日市市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:「四」と「日」を組み合わせて図案化
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 四・日:四日市
「四」と「日」のマーク。四日市市を象徴する1枚です。
「『四』と『日』で四日市、市が立った日」
四日市市旗の、由来を見ていきます。市章は、四日市の「四」と「日」の文字を組み合わせて図案化したものです。1897年(明治30年)8月、市制施行と同時に制定されました。全国でも古い時期の市章のひとつです。そして、その地名の由来も面白いところ。「四日市」は、戦国時代ごろ、毎月「四」のつく日(4日・14日・24日)に定期市が立ったことから「四日の市」と呼ばれたのが始まりです。4のつく日に市が立つ街。だから四日市。同じように「廿日市(はつかいち)」や「八日市」など、市の日が地名になった街は各地にあります。
県庁の津より大きい
そして、三重あるあるです。四日市市は、三重県の県庁所在地・津市よりも人口が多い、県内最大の都市。県庁所在地より大きい市は、下関市(>山口市)・高崎市(>前橋市)にもあります。県庁は津、いちばん大きい市は四日市。そんな関係です。三重県の県章(み+真珠)や津市(つ)とは別のマークです。
四日市市という都市
四日市市の基本情報です。
- 正式名:四日市市
- 所在:三重県(北勢、県内最大の人口)
- 人口:約30万人
- 法的地位:施行時特例市
「コンビナートと萬古焼」
四日市市は、四日市コンビナート(石油化学)の工業都市です。かつて四日市ぜんそくの公害を経験し、環境改善を進めてきました(事実を中立的に記すにとどめます)。急須・土鍋で日本一の萬古焼(ばんこやき)、大きなからくり人形の大入道(おにゅうどう)も四日市の名物です。
まとめ:「四」と「日」、四日市市
今回の四日市市旗のまとめです。
- 市章は「四」と「日」を組み合わせて図案化、1897年(明治30年)の市制施行と同時に制定(全国でも古い市章)
- 「四日市」は、毎月「四」のつく日(4・14・24日)に定期市が立った「四日の市」が由来
- 廿日市・八日市のように、市の日が地名になった街の仲間
- 四日市市は県庁所在地の津市より人口が多い県内最大の都市(下関>山口・高崎>前橋と同型)
- 三重県の県章(み+真珠)・津市(つ)とは別
- 四日市コンビナート(石油化学)、かつての四日市ぜんそくの公害を経て環境改善、萬古焼、大入道
- 人口約30万人(県内最大)、施行時特例市、三重県北勢
「四」と「日」で四日市、市が立った日。四日市市の旗は、4のつく日に市が立った街を、「四」と「日」に込めた1枚です。