紫の地に、白い富士山の形のなかに山のマーク。山梨県の旗です。富士山とブドウの県の旗で、マークは3つの「人」の字を並べて「山」を作ったものです。さらに、かつて甲斐を治めた武田氏の家紋「武田菱」と、富士山がデザインに溶け込んでいる1枚。今回はそんな山梨県の旗の話です。


まずは構成のおさらい

山梨県旗の構成は、次のとおりです。

  • 背景:紫(県の特産ブドウの色)
  • 中央:白い富士山の形(台形)に囲まれた、3つの「人」=「山」のマーク

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 3つの「人」で「山」:県民の和と協力
  • 囲む形:富士山
  • :ブドウの色。白い富士山:清廉・潔白・純粋性

紫地に、富士山に囲まれた「山」のマーク。山梨県を象徴する1枚です。


「3つの『人』で『山』」

山梨県旗の、中心の工夫を見ていきます。マークは、「人」を3つ並べて「山」の形を作ったものです。県民の和と協力を表しています。人が3人集まって、山(やまなし)になる。県名「山梨」の「山」を、人で作っている、温かいデザインです。


「武田の菱と、富士山」

山梨県旗の、歴史と自然を見ていきます。

武田菱

囲む形には、武将の家紋が隠れています。県章では、かつて甲斐国を治めた武田氏の家紋「武田菱」をベースにした菱形で囲んでいるのです。山梨は武田信玄の国。県のマークに、戦国武将・武田氏の家紋が溶け込んでいます。

富士山

そして、日本一の山も入っています。県章は、菱形の四隅をギザギザにして富士山の山頂をイメージしています。一方、県旗は、富士山のシルエットをイメージした台形で囲んでいます。県章は武田菱+富士の山頂、県旗は富士のシルエット。群馬と同じく、県章と県旗で形が少し違うのです。富士山は、山梨と静岡にまたがる日本一の山です。


1966年 ── 県章・県旗の制定

山梨県旗の制定です。県章は1966年10月1日、県旗は同年12月1日に制定されました。紫はブドウの色、白い富士山は清廉・潔白・純粋性、曲線は流動性と無限の向上を表します。


山梨県という地域

山梨県の基本情報です。

  • 正式名:山梨県
  • 県庁所在地:甲府市
  • 面積:約4,500km²
  • 人口:約78万人
  • 法的地位:日本の県(都道府県の1つ)

「富士山とブドウ」

山梨県は、富士山や富士五湖で知られます。ブドウ・ワインは日本一の産地(甲州・勝沼)で、桃も全国有数です。

「武田信玄の国」

山梨県は、戦国武将・武田信玄の本拠地です。信玄餅、ほうとう、昇仙峡も山梨の名物です。


まとめ:3つの「人」と武田菱・富士山、山梨県

今回の山梨県旗のまとめです。

  • 紫の地(ブドウの色)+白い富士山の形に囲まれた、3つの「人」=「山」のマーク
  • 3つの「人」で「山」=県民の和と協力(県名「山梨」の「山」を人で作る)
  • 県章はかつて甲斐を治めた武田氏の家紋「武田菱」をベースにした菱形で囲む(山梨は武田信玄の国)
  • 県章は菱形の四隅をギザギザにして富士山の山頂、県旗は富士山のシルエットの台形と、形が少し違う(群馬と同様)
  • 紫=ブドウの色、白い富士山=清廉・潔白・純粋性、曲線=流動性と無限の向上
  • 県章は1966年10月1日、県旗は同年12月1日に制定
  • 富士山・富士五湖、ブドウ・ワインは日本一(甲州・勝沼)、桃も全国有数
  • 武田信玄の本拠地、信玄餅、ほうとう、昇仙峡
  • 面積約4,500km²、人口約78万人、県庁所在地は甲府市

3つの「人」で「山」、武田の菱と富士山。山梨県の旗は、県民の和・戦国武将の家紋・日本一の山を1枚に重ねた、内容の濃い旗です。

山梨県の市町村旗(五十音順)

市町村旗は順次追加していきます。