赤い円(太陽)に向かって、何かが羽ばたくマーク。山口県の旗です。本州最西端、長州の地の旗で、このマークは、漢字の「山」と「口」を図案化したもの。「口」が太陽の円、「山」が太陽へ飛ぶ鳥にあたるとされる1枚。最も多くの総理大臣を輩出した県でもあります。今回はそんな山口県の旗の話です。
まずは構成のおさらい
山口県旗の構成は、次のとおりです。
- 中央:県章(漢字の「山」と「口」を図案化)
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 円(太陽):県民の団結と飛躍
- 太陽へ飛ぶ鳥:太陽に向かって羽ばたく姿
- 全体:多くの偉人を輩出した雄県・山口
太陽の円に向かって飛ぶ鳥のマーク。山口県を象徴する1枚です。
「『口』は太陽、『山』は飛ぶ鳥」
山口県旗の、巧みな工夫を見ていきます。県章は、県名の2文字「山」と「口」を図案的に組み合わせ、県民の団結と飛躍を、太陽に向かって羽ばたく飛鳥に託したものです。一般には、「口」が太陽を表す円(〇)、「山」が太陽に向かって羽ばたく鳥にあたると読み解かれます。県名の2文字「山」「口」が、太陽と、それに向かう鳥になる。山梨(3つの人で山)や長野(ナ=鳥)にも通じる、文字を別の形に見立てたデザインです。多くの偉人を輩出した「雄県」山口を表しています。
「最も多くの総理大臣を出した県」
山口県の、有名な事実を見ていきます。
長州と明治維新
山口県(旧長州藩)は、明治維新の中心となった地です。吉田松陰の松下村塾から、高杉晋作・伊藤博文ら多くの人材が育ちました。
総理大臣の数は日本一
そして、記録もあります。山口県は、日本で最も多くの内閣総理大臣を輩出した県とされます。初代総理・伊藤博文をはじめ、複数の総理大臣を出しました。県章の「太陽へ飛ぶ鳥」のように、多くの政治家が中央へ羽ばたいた。雄県・山口らしい歴史です。
1962年 ── 県政90周年を記念して
山口県旗の制定です。県旗・県章とも、県政施行90周年を記念して、1962年に制定されました。
山口県という地域
山口県の基本情報です。
- 正式名:山口県
- 県庁所在地:山口市
- 面積:約6,100km²
- 人口:約126万人
- 法的地位:日本の県(都道府県の1つ)
「ふぐと関門海峡」
山口県は、下関のふぐ(日本一)や関門海峡で知られます。錦帯橋、角島大橋、秋吉台も山口の名所です。
「維新の街・萩」
山口県の萩は、世界遺産(松下村塾、吉田松陰ゆかりの地)です。
まとめ:太陽へ飛ぶ鳥、山口県
今回の山口県旗のまとめです。
- 漢字の「山」と「口」を図案化し、太陽(円)と太陽へ羽ばたく飛鳥を表す(一般に「口」=太陽、「山」=鳥と読まれる)
- 県民の団結と飛躍、多くの偉人を輩出した雄県・山口を表す
- 山梨や長野にも通じる、文字を別の形(太陽・鳥)に見立てたデザイン
- 山口県(旧長州藩)は明治維新の中心、吉田松陰の松下村塾から伊藤博文ら多くの人材
- 日本で最も多くの内閣総理大臣を輩出した県とされる(初代伊藤博文ほか)
- 県旗・県章とも県政施行90周年を記念して1962年に制定
- 下関のふぐ(日本一)、関門海峡、錦帯橋、角島大橋、秋吉台、世界遺産・萩
- 面積約6,100km²、人口約126万人、県庁所在地は山口市
「口」は太陽、「山」は太陽へ飛ぶ鳥。山口県の旗は、中央へ羽ばたいた雄県の歴史を、太陽と鳥のマークに込めた1枚です。
山口県の市町村旗(五十音順)
市町村旗は順次追加していきます。