山のかたちと、それを貫く白い矢印。和歌山市の旗(き章)です。和歌山県の県庁所在地、紀州徳川家の城下町の旗で、和歌山市は三方を山に囲まれています。その地形を山形で表し、矢印は三方の山を貫く市民の力(発展の勢い)。二重丸に見える部分は「ワカ山」の「カ」です。今回はそんな和歌山市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
和歌山市旗の構成は、次のとおりです。
- き章(市章):三方の山+白い矢印+「カ」(ワカ山のカ)
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 山の形:三方を山に囲まれた地形
- 白い矢印:三方の山を貫く市民の力=発展の勢い
- 二重丸の部分:ワカ山の「カ」
三方の山を矢印が貫くマーク。和歌山市を象徴する1枚です。
「三方の山を矢印が貫く、ワカ山の『カ』」
和歌山市旗の、由来を見ていきます。山の形の印は、和歌山市が三方を山に囲まれている地形を表します。白い矢印は、三方の山を貫く市民の力=和歌山市発展の勢いを表します。二重丸に見える部分は、「ワカ山」の「カ」(カタカナ)を図案化したもの。「和」は和歌山の和を表します。地形(三方の山)と、突き抜ける力(矢印)と、名前(カ)が一枚に。力強いデザインで、1909年(明治42年)の制定です。青森県・山形県・群馬県のような、地形を映した旗の仲間です。ちなみに同じ1909年は、横浜市(ハマ菱)・岐阜市(井)も市章を定めた年。和歌山県の県章(カナ「ワ」=末広がり)とも、「ワ/和」でゆるくつながります。
和歌山市という都市
和歌山市の基本情報です。
- 正式名:和歌山市
- 所在:和歌山県(県庁所在地)
- 人口:約35万人
- 法的地位:中核市
「紀州徳川家の城下町」
和歌山市は、紀州徳川家の和歌山城で知られます。紀州徳川は徳川御三家の一つで、8代将軍・徳川吉宗を輩出しました。景勝・和歌の浦、紀州梅(南高梅)・みかん、マリーナシティも和歌山市の名所です。御三家つながりでは、名古屋市(尾張徳川のまるはち)・和歌山(紀州徳川)・水戸市(水戸徳川)が並びますが、和歌山の市章は徳川の家紋ではなく地形がモチーフです。
まとめ:三方の山と矢印、和歌山市
今回の和歌山市旗のまとめです。
- き章は三方の山+白い矢印+「カ」(ワカ山のカ)、1909年(明治42年)制定
- 山の形=三方を山に囲まれた地形、白い矢印=三方の山を貫く市民の力(発展の勢い)
- 二重丸の部分=ワカ山の「カ」、「和」は和歌山の和
- 青森・山形・群馬のような地形を映した旗の仲間、同年1909は横浜(ハマ菱)・岐阜(井)も制定
- 和歌山県の県章(カナ「ワ」)とも「ワ/和」でつながる
- 紀州徳川家の和歌山城(徳川御三家、8代将軍吉宗を輩出)、和歌の浦、紀州梅・みかん
- 御三家つながり:名古屋(尾張)・和歌山(紀州)・水戸(水戸)
- 人口約35万人、中核市、和歌山県の県庁所在地
三方の山を矢印が貫く、ワカ山の「カ」。和歌山市の旗は、山に囲まれた地形と、突き抜ける発展の力を、一枚に込めた1枚です。