クローバーの緑、桜のピンク、そして真田家の家紋・六文銭。上田市の旗です。長野県東部、真田氏の上田城で知られる街の旗で、クローバー・桜・真田氏の紋章である六文銭を組み合わせたもの。徳川を2度も撃退した真田の街らしく、六文銭が入っています。今回はそんな上田市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
上田市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:クローバー(緑)+桜(ピンク)+真田の六文銭
シンボルの意味は、次のとおりです。
- クローバー:緑
- 桜:ピンク
- 六文銭:真田氏の家紋
クローバーと桜と六文銭のマーク。上田市を象徴する1枚です。
「クローバーと桜と、真田の六文銭」
上田市旗の、由来を見ていきます。現在の市章は、クローバー・桜・真田氏の紋章である六文銭を組み合わせたものです。2006年(平成18年)、旧上田市が丸子町・真田町・武石村と合併して新しい上田市になったときに制定されました。なかでも目を引くのが、六文銭。これは、上田を本拠とした戦国大名・真田氏の家紋です。合併で加わった「真田町」は、まさに真田氏の発祥の地。だから新しい市章に、真田の六文銭が入ったのです。ちなみに合併前の旧市章(1919年から使用)は、桜の花の真ん中に「上田」を図案化したものでした。
六文銭の意味と、上田城
そして、六文銭にはちょっと重い意味があります。六文銭は、亡くなった人の棺に入れる「三途の川の渡し賃」。それを家紋にしたのは、「いつ死んでもかまわない」という不惜身命(ふしゃくしんみょう)の覚悟を示すためだったといわれます。その覚悟どおり、真田氏の上田城は、徳川の大軍を2度も撃退した堅城として知られます(第一次・第二次上田合戦)。真田昌幸・信之・幸村(信繁)の真田一族は、大河ドラマ『真田丸』でも人気になりました。武家の家紋を市章に入れる点では、盛岡市(南部菱)・仙台市(伊達)などとも仲間。長野県の県章(カナ「ナ」)や長野市(青竹色の長)、松本市(若松+本)とは別のマークです。
上田市という都市
上田市の基本情報です。
- 正式名:上田市
- 所在:長野県(東信、県内第3の都市)
- 人口:約15万人
- 法的地位:施行時特例市
「上田城と別所温泉」
上田市は、徳川を2度撃退した真田氏の上田城、「信州の鎌倉」と呼ばれる別所温泉で知られます。真田六文銭グッズ、絹織物の上田紬、北国街道の宿場町も上田の見どころです。
まとめ:六文銭、上田市
今回の上田市旗のまとめです。
- 市章はクローバー(緑)+桜(ピンク)+真田氏の六文銭、2006年(平成18年)の合併で制定
- 合併で加わった真田町は真田氏発祥の地、それで六文銭が市章に入った
- 旧市章(1919年〜)は桜の花の真ん中に「上田」を図案化したもの
- 六文銭は三途の川の渡し賃、不惜身命(死をいとわぬ覚悟)を示す真田氏の家紋
- 真田氏の上田城は徳川の大軍を2度撃退した堅城(上田合戦)、『真田丸』でも人気
- 武家の家紋を市章にするのは盛岡(南部菱)・仙台(伊達)とも仲間
- 長野県の県章・長野市・松本市とは別
- 上田城、別所温泉(信州の鎌倉)、上田紬、北国街道
- 人口約15万人、長野県第3の都市(東信)
クローバーと桜と、真田の六文銭。上田市の旗は、真田の覚悟を、六文銭に込めた1枚です。