ひらがなの「つ」を、緑と青で描いたマーク。津市の旗です。三重県の県庁所在地の旗で、そもそも「津」は日本一短い市名(漢字一文字、読みも一音「つ」)。市章もそのまま、ひらがなの「つ」がモチーフ。緑は自然豊かな大地、青は伊勢湾の波です。今回はそんな津市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

津市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:ひらがな「つ」をモチーフに、緑と青で

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 「つ」:津
  • グリーン:自然豊かな大地
  • ブルー:伊勢湾の波濤

緑と青の「つ」のマーク。津市を象徴する1枚です。


「日本一短い市名、ひらがな『つ』」

津市旗の、由来を見ていきます。市章は「つ」をモチーフに、グリーンで自然豊かな大地、ブルーで伊勢湾の波濤をイメージしたものです。自然・人々のふれあい・歴史や文化を大切に、希望に満ちた明るい未来へ飛躍する姿を表しています。一文字の市名に、ひらがな一文字の市章。潔いデザインです。2006年(平成18年)、津市が周辺市町村と合併した際に、全国からの応募作品をもとに作られました。静岡市・さいたま市と並ぶ、平成の大合併で生まれた市章の仲間です。

「津」は港のこと

そして、名前の意味です。「津」は、もともと「港・船着き場」を意味する古いことば。だから津市は、いわば「みなと市」です。古代の港「安濃津(あのつ)」は、坊津(薩摩)・博多津(博多)とともに「日本三津」に数えられた大港でした。名前そのものが「港」、しかも昔は日本三津のひとつ。海の街らしい由来です。中世に貿易で栄えた「堺」も、このあと登場します(堺は三津には入りませんが、博多と並ぶ自由都市でした)。三重県の県章(ひらがな「み」+真珠の円)とは別物です。


津市という都市

津市の基本情報です。

  • 正式名:津市
  • 所在:三重県(県庁所在地)
  • 人口:約26万人
  • 法的地位:市(県庁所在地では珍しく、中核市などには未移行)

「日本一短い名前の街」

津市は、漢字一文字・読みも一音「つ」で、日本一短い市名として知られます。築城名人・藤堂高虎の津城、津まつり、浄土真宗高田派本山の専修寺(国宝)も津市の名所です。


まとめ:ひらがな「つ」、津市

今回の津市旗のまとめです。

  • 市章はひらがな「つ」をモチーフに、緑(自然豊かな大地)と青(伊勢湾の波濤)
  • 2006年(平成18年)の合併で制定、全国からの応募作品をもとに選定(静岡・さいたまと並ぶ平成の合併マーク)
  • 「津」は港・船着き場を意味する古いことば、津市は名前そのものが「みなと」
  • 古代の港「安濃津」は坊津・博多津とともに「日本三津」のひとつ
  • 三重県の県章(ひらがな「み」+真珠の円)とは別
  • 漢字一文字・読みも一音「つ」で日本一短い市名
  • 藤堂高虎の津城、津まつり、専修寺(国宝)
  • 人口約26万人、三重県の県庁所在地(中核市などには未移行)

日本一短い市名、ひらがな「つ」。津市の旗は、一文字の市名と「港」の歴史を、緑と青の「つ」に込めた1枚です。