つる草の葉のかたちを、3つの「ワ」が囲むマーク。所沢市の旗です。埼玉県南西部、日本の航空発祥地でトトロの森でも知られる街の旗で、地名のおこりといわれる植物「野老(ところ)」の葉を図案化し、まわりを3つの「ワ」で囲んで「和」への願いを込めたもの。今回はそんな所沢市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
所沢市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:「野老(ところ)」の葉+まわりに3つの「ワ」
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 野老の葉:所沢の地名のおこり
- 3つの「ワ」:和(わ)をモットーにした市づくり
野老の葉と3つの「ワ」のマーク。所沢市を象徴する1枚です。
「『野老(ところ)』の葉と3つの『ワ』」
所沢市旗の、由来を見ていきます。市章の中心は、ヤマノイモ科のつる草「野老(ところ)」の葉です。この「野老」が、所沢という地名のおこりといわれています。「ところ」が「所」になり、沢のある土地で「所沢」というわけです。植物の名前が地名になり、その葉がマークになる。奈良市の八重桜や米沢市の桜と同じ、植物のモチーフです。そして葉のまわりを囲むのは、カタカナの「ワ」を3つ。「和(わ)」をモットーにした市づくりへの願いが込められています。かなを3つ組み合わせて和や輪を表すのは、相模原市(3つのサで手を取り合う)・さいたま市(S+輪)・堺市(3つの市)・西宮市(3つのヤ)とも通じます。1955年(昭和30年)、村の編入と市制5周年を記念して制定されました。
航空発祥の地、そしてトトロ
そして、所沢には大きな自慢があります。日本の航空発祥の地、ということです。1911年(明治44年)、日本で最初の飛行場が所沢につくられました。今は所沢航空記念公園や航空発祥記念館があります。もうひとつが、狭山丘陵の緑。映画『となりのトトロ』のモデルといわれ、「トトロの森」として親しまれています。埼玉県の県章(まが玉)やさいたま市(S)、川越市・川口市とは別のマークです。
所沢市という都市
所沢市の基本情報です。
- 正式名:所沢市
- 所在:埼玉県(南西部、狭山丘陵)
- 人口:約34万人
- 法的地位:施行時特例市
「航空発祥とライオンズ」
所沢市は、日本の航空発祥の地(所沢飛行場)、トトロの森(狭山丘陵)で知られます。西武ライオンズの本拠地ベルーナドーム、角川武蔵野ミュージアムのあるところざわサクラタウンも所沢の見どころです。
まとめ:野老と「ワ」、所沢市
今回の所沢市旗のまとめです。
- 市章は「野老(ところ)」の葉+まわりに3つの「ワ」、1955年(昭和30年)制定
- 野老(ヤマノイモ科のつる草)は所沢の地名のおこり、植物のモチーフは奈良市(八重桜)・米沢市(桜)とも
- 3つの「ワ」=和、かな3つで和・輪を表すのは相模原・さいたま・堺・西宮とも通じる
- 所沢は1911年に日本初の飛行場ができた航空発祥の地
- 狭山丘陵は『となりのトトロ』のモデルといわれる「トトロの森」
- 埼玉県の県章・さいたま市・川越市・川口市とは別
- 航空発祥の地、トトロの森、西武ライオンズのベルーナドーム、角川武蔵野ミュージアム
- 人口約34万人、埼玉県南西部
「野老(ところ)」の葉と3つの「ワ」。所沢市の旗は、地名の植物と和の願いを、葉と「ワ」に込めた1枚です。