黄緑の地に、白いマーク。栃木県の旗です。関東北部、日光を擁する県の旗で、このマークは、漢字の「栃」を図案化したものです。しかも左上の3本の矢印は、古代文字の「木」。県名の頭文字を、ひと工夫して描いた1枚。今回はそんな栃木県の旗の話です。


まずは構成のおさらい

栃木県旗の構成は、次のとおりです。

  • 背景:黄緑
  • 中央:白抜きの県章(漢字「栃」を図案化)

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 「栃」の図案:躍動感
  • 古代文字の「木」(左上の3本の矢印):エネルギッシュな向上性

黄緑の地に、白い「栃」のマーク。栃木県を象徴する1枚です。


「『栃』の字に、古代文字の『木』」

栃木県旗の、県章の工夫を見ていきます。

漢字「栃」の図案化

県章は、抽象的にデザインされた漢字の「栃」で、躍動感を表しています。

左上の3本の矢印は「木」

そして、ひと工夫があります。左上の3本の矢印は、古代文字の「木」を表しているのです。木偏(きへん)の部分を古代文字で描き、エネルギッシュな向上性を表現しています。「栃」の字を図案化しつつ、木偏を古代文字の「木」で表す、凝ったデザインです。県名「栃木」は「栃(とち)の木」のことなので、「木」を生かしたのもぴったりですね。


「県章がパブリックドメイン」

栃木県旗の、現代的な話を見ていきます。栃木県は、県章を2013年、旗の配色を含めたデザインを2015年から、パブリックドメインにしました。誰でも自由に使えるよう開放されているのです。県のマークを自由に使えるよう開放した、珍しくオープンな取り組みで、全国でも目立つ例です。


1962年・1964年 ── 県章・県旗の制定

栃木県旗の制定です。県章は1962年に公募で採用され、12月1日に制定されました。県旗は1964年3月1日に告示され、黄緑の地に白抜きの県章を配しています。


栃木県という地域

栃木県の基本情報です。

  • 正式名:栃木県
  • 県庁所在地:宇都宮市
  • 面積:約6,400km²
  • 人口:約186万人
  • 法的地位:日本の県(都道府県の1つ)

「日光と宇都宮餃子」

栃木県は、日光東照宮(世界遺産、徳川家康をまつる)で知られます。宇都宮の餃子も有名です。

「いちご王国」

いちご(とちおとめ)は生産量が日本一で、かんぴょうも日本一です。那須、中禅寺湖、華厳の滝、鬼怒川温泉も栃木の名所です。


まとめ:「栃」の字と古代文字の「木」、栃木県

今回の栃木県旗のまとめです。

  • 黄緑の地+白抜きの県章(漢字「栃」を図案化)
  • 「栃」の図案=躍動感、左上の3本の矢印=古代文字の「木」=エネルギッシュな向上性
  • 「栃」を図案化しつつ木偏を古代文字の「木」で表す凝ったデザイン(県名「栃木」=栃の木)
  • 県章は2013年、旗の配色を含めたデザインは2015年からパブリックドメイン(自由に使える)
  • 県のマークがパブリックドメインなのは全国でも目立つ例
  • 県章は1962年に公募で採用・12月1日制定、県旗は1964年3月1日に告示
  • 日光東照宮(世界遺産)、宇都宮餃子、いちご(とちおとめ)日本一、かんぴょう日本一
  • 那須、中禅寺湖、華厳の滝、鬼怒川温泉
  • 面積約6,400km²、人口約186万人、県庁所在地は宇都宮市

「栃」の字に、古代文字の「木」。栃木県の旗は、県名の頭文字をひと工夫して描いた、しかも自由に使えるよう開放された1枚です。

栃木県の市町村旗(五十音順)

市町村旗は順次追加していきます。