青と緑の「S」のマーク。佐賀市の旗です。佐賀県の県庁所在地、幕末の雄藩・佐賀藩の城下町の旗で、今のマークは佐賀(Saga)の「S」、これで4代目。じつは初代はお殿様(龍造寺氏)の家紋、3代目はかなの「さが」でした。家紋→かな→アルファベットと進化してきたんです。今回はそんな佐賀市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
佐賀市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:「S」を図案化(青と緑)、4代目
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 「S」:佐賀(Saga)の頭文字
- 青と緑:佐賀の水辺と豊かなみどり
青と緑の「S」のマーク。佐賀市を象徴する1枚です。
「家紋→かな→アルファベット、4代目は『S』」
佐賀市旗の、歴史を見ていきます。初代(1889年)は、戦国大名・龍造寺氏の家紋「十二日足紋」の中央に「市」の字を配したものでした。3代目(1954年)は、ひらがな「さが」を図案化したもの。そして4代目(2006年)が、現在の「S」。青と緑が指定色です。お殿様の家紋(龍造寺)→かな(さが)→アルファベット(S)。この進化が、ひとつの市の市章でたどれる、珍しい例です。初代の「十二日足紋」は、太陽の光をかたどった日足紋で、肥前(佐賀)など九州に多い紋です。
平成のSマーク、そしてアルファベット仲間
そして、横のつながりもあります。現「S」は、2005年の合併を受けて新しくなった佐賀市のマークで、2006年に制定されました。さいたま市(S)・静岡市(S)と並ぶ、平成のSマークです。アルファベットの市章・県章としては、長崎県(N)とも仲間。さいたま・静岡に続く、合併で生まれた「S」のマークというわけです。佐賀県の県章(「三つの力=三力(さか)」の言葉遊び)とはまったく別物です。
佐賀市という都市
佐賀市の基本情報です。
- 正式名:佐賀市
- 所在:佐賀県(県庁所在地)
- 人口:約23万人
- 法的地位:施行時特例市(九州の県庁所在地で唯一。中核市には未移行)
「幕末の雄藩とバルーン」
佐賀市は、鍋島氏の佐賀城で知られます。幕末の佐賀藩は反射炉や大砲を作った技術先進藩で、大隈重信を輩出しました。秋の佐賀インターナショナルバルーンフェスタ(熱気球)、有明海のムツゴロウ・のりも佐賀の名物です。
まとめ:4代目の「S」、佐賀市
今回の佐賀市旗のまとめです。
- 現市章は「S」(佐賀=Saga)を図案化、青と緑、2006年制定の4代目
- 「S」=佐賀の頭文字、青と緑=佐賀の水辺と豊かなみどり
- 初代(1889)は龍造寺氏の家紋「十二日足紋」+「市」、3代目(1954)はかな「さが」
- 家紋→かな→アルファベットと進化がたどれる珍しい例
- 十二日足紋は太陽の光をかたどった日足紋で、肥前など九州に多い紋
- さいたま市・静岡市と並ぶ平成のSマーク、長崎県(N)とアルファベット仲間
- 佐賀県の県章(三力=さかの言葉遊び)とは別
- 鍋島氏の佐賀城、幕末の雄藩(反射炉・大隈重信)、バルーンフェスタ、有明海
- 人口約23万人、施行時特例市(中核市には未移行)、佐賀県の県庁所在地
家紋→かな→アルファベット、4代目は「S」。佐賀市の旗は、マークの進化の歴史が一目でわかる1枚です。