赤と青の三角形にはさまれた、白いひし形の中に金色の星。サバの旗は、カリブ海に浮かぶオランダの特別自治体の旗です。実はこの小さな島に、オランダ王国全体の最高峰があります。そして世界一短いとも言われる滑走路を持つ島でもあります。今回はそんなサバ旗の話です。


まずは構成のおさらい

サバ旗の構成は、次のとおりです。

  • :2つの赤い三角形
  • :2つの青い三角形
  • 中央:白いひし形と金色の星

色とシンボルの意味は、以下のとおりです。

  • 金の星:サバ島そのもの
  • 赤・白・青:オランダとの繋がり
  • 金(黄):島の自然の美しさと、明るい未来への希望
  • :勇気・団結・活力
  • :平和
  • :海

白いひし形に金の星、赤と青の三角形を組み合わせた、カリブ海の小島の旗です。


「18歳の島の若者がデザイン」

サバ旗の、心温まる起源を見ていきます。

1985年採択

この旗は1985年12月6日に採択されました。デザインしたのは、18歳のサバ島民エドモンド・ダニエル・ジョンソン(Edmond Daniel Johnson)です。

18歳の島の若者がデザインした旗。ココス諸島(10代)やアイスランド(学生)にも通じる、若者が作った旗の物語です。

金の星=サバ島

中央の金色の星は、サバ島そのものを表します。金色は、サバが島民にとって大切な宝であり、自然の美しさと明るい未来への希望を表しています。

小さな島への愛が込められた、金色の星です。


「オランダ王国の最高峰が、カリブにある」

サバの、意外すぎる事実です。

マウント・シーナリー

サバ島のマウント・シーナリー(Mount Scenery)は、標高約887mの火山の山です。これがなんと、オランダ王国全体で最も高い地点なのです。

オランダの最高峰は、本土ではなくカリブ海の島にある。平らな国オランダのイメージとは正反対の、地理のトリビアです。

世界一短い滑走路

そしてもう1つの名物が、フアンチョ・E・イラウスキン空港です。商業空港として世界一短いとも言われる滑走路(約400m)を持ち、断崖に囲まれた、着陸の難しい空港です。

最高峰と、世界一短い滑走路。小さな島に詰まった極端が、サバの個性です。


サバという領土

サバの基本情報です。

  • 正式名:サバ(Saba)
  • 首都:ザ・ボトム(The Bottom)
  • 面積:約13km²
  • 人口:約2,000人
  • 公用語:オランダ語・英語
  • 法的地位:オランダの特別自治体(カリブ・オランダ)

「オランダ最小の特別自治体」

サバは、オランダで最小級の自治体です。オランダの特別自治体(カリブ・オランダ)のなかで最小であり、ボネール・シント・ユースタティウスと並ぶ「BES諸島」の1つです。

「2010年、特別自治体に」

サバの地位は、近年変化しました。2010年、オランダ領アンティルの解体に伴い、オランダの特別自治体になっています。アルバ・キュラソー・シント・マールテン(構成国)とは別の地位です。

「ダイビングと自然の島」

サバは、手つかずの自然とダイビングで知られています。サバ・レース(伝統のレース編み)や、サバ・スパイス(自家製ラム)も島の名物です。


まとめ:金の星と最高峰、カリブの小島

今回のサバ旗のまとめです。

  • 上に2つの赤い三角形、下に2つの青い三角形、中央に白いひし形と金色の星
  • 金の星はサバ島、赤白青はオランダとの繋がりを表す
  • 金(黄)は島の自然の美しさと明るい未来への希望
  • 赤は勇気・団結・活力、白は平和、青は海
  • 1985年12月6日に採択、18歳の島民エドモンド・ダニエル・ジョンソンがデザイン
  • マウント・シーナリー(約887m)はオランダ王国全体の最高峰(カリブ海の火山)
  • フアンチョ・E・イラウスキン空港は商業空港として世界一短いとも言われる滑走路(約400m)
  • オランダの特別自治体(カリブ・オランダ)で最小、ボネール・シント・ユースタティウスと並ぶBES諸島
  • 2010年、オランダ領アンティルの解体に伴い特別自治体になった
  • ダイビングと手つかずの自然、サバ・レース、サバ・スパイス
  • 面積約13km²、人口約2,000人、首都ザ・ボトム

白いひし形に金の星。サバの旗は、オランダの最高峰を抱くカリブの小島を、18歳の若者の愛情に込めた1枚です。