「大ツ」を図案化したマーク。大津市の旗です。滋賀県の県庁所在地、琵琶湖の街の旗で、「大」は鳥の飛躍を、「ツ」は景勝「びわ湖」の展望を表します。つまりカタカナ「大ツ」(おおつ)が、飛ぶ鳥と湖の眺めになっている、というデザインです。今回はそんな大津市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

大津市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:「大ツ」を図案化

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 「大」:鳥の飛躍
  • 「ツ」:景勝びわ湖の展望
  • 全体:国際文化観光都市の躍進発展

飛ぶ鳥と琵琶湖の「大ツ」マーク。大津市を象徴する1枚です。


「『大』は飛ぶ鳥、『ツ』は琵琶湖」

大津市旗の、由来を見ていきます。市章は「大ツ」を図案化したものです。「大」は鳥の飛躍を形づくり、「ツ」は景勝「びわ湖」の展望を表します。「大ツ」の文字は、国際文化観光都市の躍進発展を象徴しています。文字が、鳥と湖になっている。うまいデザインです。市制60周年を記念して、1958年(昭和33年)に制定されました。「ツ」が琵琶湖を表すのは、滋賀県の県章(中央の余白が琵琶湖)と同じく、大津も琵琶湖を旗に入れているわけです。

「大津」も「津」も、港の名前

そして、名前のつながりもあります。「津」はもともと「港」のこと。だから「大津」は「大きな港」という意味です。先に書いた津市(=港)と、大津市(=大きな港)は、どちらも「港」の名を持つ街。津は港、大津は大きな港。近畿には港の名の県庁所在地が2つ並ぶ、ちょっと面白い縁です。大津は古代に天智天皇が都(近江大津宮)を置いた、由緒ある琵琶湖の港町です。

マークの移り変わり

ちなみに、市章には歴史があります。1898年(明治31年)の市制施行時は、くずした「大」の字の星形でした。1921年(大正10年)に「大」3つ+「ツ」3つを寄せた紋章に改め、1958年に現在のマークになりました。


大津市という都市

大津市の基本情報です。

  • 正式名:大津市
  • 所在:滋賀県(県庁所在地)
  • 人口:約34万人
  • 法的地位:中核市

「琵琶湖と古都」

大津市は、日本最大の琵琶湖の南西岸にあり、世界遺産の比叡山延暦寺、三井寺、紫式部ゆかりの石山寺で知られます。百人一首・競技かるたの聖地・近江神宮(『ちはやふる』)もあり、京都に隣接しています。


まとめ:「大ツ」、大津市

今回の大津市旗のまとめです。

  • 市章は「大ツ」を図案化、市制60周年記念で1958年(昭和33年)制定
  • 「大」=鳥の飛躍、「ツ」=景勝びわ湖の展望、全体で国際文化観光都市の躍進発展
  • 「ツ」が琵琶湖を表すのは、滋賀県の県章(余白が琵琶湖)と同じく湖を旗に入れたもの
  • 「津」は港、「大津」は大きな港の意味、津市(港)と大津市(大きな港)は港の名の街
  • 古代に天智天皇が都(近江大津宮)を置いた琵琶湖の港町
  • 市章は1898年の星形「大」→1921年の「大」3つ+「ツ」3つ→1958年の現マークと変遷
  • 琵琶湖、比叡山延暦寺、三井寺、石山寺(紫式部)、近江神宮(競技かるた)
  • 人口約34万人、中核市、滋賀県の県庁所在地

「大」は飛ぶ鳥、「ツ」は琵琶湖。大津市の旗は、飛ぶ鳥と琵琶湖の眺めを、「大ツ」の二文字に込めた1枚です。