雪の結晶のかたち、その中に「小」の字。小樽市の旗です。北海道、運河とガラスの港町の旗で、外枠は雪の結晶、中は小樽の「小」。雪国・北海道らしい、美しいデザインのマークです。今回はそんな小樽市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

小樽市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:雪の結晶の中に「小」

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 外枠の雪の結晶:雪国・北海道
  • 「小」:小樽の頭文字

雪の結晶に「小」のマーク。小樽市を象徴する1枚です。


「雪の結晶の中に『小』」

小樽市旗の、由来を見ていきます。市章は、外枠が雪の結晶(六花)、内側に小樽の「小」の字を図案化したものです。1922年(大正11年)8月28日に制定されました。小樽が区から市になった、その直後のことです。雪の結晶に、小樽の「小」。北国らしいデザインです。じつはこれ、札幌市の市章(雪の結晶の六角形)と同じ、雪の結晶の仲間。雪深い北海道ならではの、おそろいのモチーフですね。

「小樽」はアイヌ語から

そして、名前の話もあります。「小樽」の地名は、アイヌ語の「オタ・オル・ナイ(砂浜の中の川)」に由来するといわれます。砂浜の中の川が、小樽になった、というわけです。小樽は明治から大正にかけて、ニシン漁と海運・金融で大いに栄え、立派な銀行が建ち並んで「北のウォール街」と呼ばれた港町でした。市章ができた大正時代も、まさにその繁栄が続く時代でした。


小樽市という都市

小樽市の基本情報です。

  • 正式名:小樽市
  • 所在:北海道(道央、札幌の隣)
  • 人口:約10万人
  • 法的地位:日本の市

「運河とガラス」

小樽市は、ロマンチックな小樽運河、歴史的な銀行建築の「北のウォール街」、ニシン漁で栄えた港町で知られます。寿司、ガラス・オルゴールの工芸、天狗山も小樽の名物です。


まとめ:雪の結晶と「小」、小樽市

今回の小樽市旗のまとめです。

  • 市章は雪の結晶の中に「小」、1922年(大正11年)制定
  • 外枠=雪の結晶(雪国・北海道)、内側=小樽の「小」
  • 札幌市の市章(雪の結晶の六角形)と同じ雪の結晶の仲間
  • 「小樽」はアイヌ語「オタ・オル・ナイ(砂浜の中の川)」に由来
  • ニシン漁と海運・金融で栄え「北のウォール街」と呼ばれた港町、市章のできた大正時代もその繁栄が続いた
  • 小樽運河、北のウォール街の銀行建築、寿司、ガラス・オルゴール
  • 人口約10万人、北海道道央

雪の結晶の中に「小」。小樽市の旗は、雪国の港町を、結晶と「小」に込めた1枚です。