外側に6つの「大」、内側に○と十、そして全体が石炭のかたち。大牟田市の旗です。福岡県南部、三池炭鉱で栄えた炭鉱の街の旗で、6つの「大」で「大牟」を、○に十で「田」を表し、全体の形を、この街の特産だった石炭(くろだいや)にかたどったもの。今回はそんな大牟田市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
大牟田市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:外=6つの「大」/内=○に十/全体=石炭の形
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 6つの「大」:大牟
- ○に十:田
- 全体の形:石炭(くろだいや=黒いダイヤ)
6つの「大」と石炭のマーク。大牟田市を象徴する1枚です。
「6つの『大』と石炭、三池炭鉱の街」
大牟田市旗の、由来を見ていきます。市章は、外郭を6つの「大」の字で囲んで「大牟」を表し、内部は○に十で「田」を表しています。そして全体の形が、この街の天然特産物だった石炭をかたどっているのです。石炭は、黒く光ることから「くろだいや(黒いダイヤ)」とも呼ばれました。「牟田」とは湿地帯のこと。地名と石炭が、ひとつのマークに込められています(現行の市章は2010年に告示。大牟田の市制施行は1917年です)。6つの「大」を使うのは、数を生かしたマーク。文字を数で並べるのは、9つのフの福岡市や、9つのルの久留米市など、同じ福岡県にも仲間がいます。
三池炭鉱と、世界遺産
そして、大牟田の石炭といえば三池炭鉱です。明治から1997年まで採掘が続いた日本有数の炭鉱で、その関連施設(宮原坑・三池港など)は、2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産になりました。同じ福岡県の北九州市(八幡製鉄所も同じ産業革命遺産)や、別子銅山の新居浜市、炭田の宇部市とも、近代日本の産業を支えた街どうしでつながります。福岡県の県章(ふく=梅)とは別のマークです。
大牟田市という都市
大牟田市の基本情報です。
- 正式名:大牟田市
- 所在:福岡県(南部、有明海沿岸、熊本県境)
- 人口:約11万人
- 法的地位:市
「石炭と大蛇山」
大牟田市は、三池炭鉱で栄えた炭鉱の街で、世界遺産の宮原坑・三池港で知られます。動物福祉で有名な大牟田市動物園、夏の大蛇山(だいじゃやま)まつりも大牟田の見どころです。
まとめ:6つの「大」、大牟田市
今回の大牟田市旗のまとめです。
- 市章は外=6つの「大」(大牟)/内=○に十(田)/全体=石炭の形、現行は2010年告示(市制は1917年)
- 石炭は「くろだいや(黒いダイヤ)」、「牟田」は湿地帯の意味
- 6つの「大」を使う数の発想は、9フの福岡市・9ルの久留米市とも通じる
- 三池炭鉱(宮原坑・三池港)は2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に
- 北九州市(八幡製鉄所も同じ産業革命遺産)・新居浜市(別子銅山)・宇部市(炭田)とも産業の街つながり
- 福岡県の県章(ふく=梅)とは別
- 三池炭鉱の世界遺産、大牟田市動物園、大蛇山まつり
- 人口約11万人、福岡県南部・有明海沿岸
6つの「大」と石炭、三池炭鉱の街。大牟田市の旗は、石炭で栄えた街を、6つの「大」と黒いダイヤに込めた1枚です。