白い円を、赤い円が囲むマーク。沖縄県の旗です。琉球の歴史を持つ、日本最南端の島々の旗で、このマークは、OKINAWAの「O」と人の輪を表し、海と平和と発展を込めたもの。しかも、その県章は1972年・本土復帰のその日に制定された——今回はそんな沖縄県の旗の話です。


まずは構成のおさらい

沖縄県旗の構成は、次のとおりです。

  • 3つの円
  • 一番外側の赤い円:沖縄を囲む海
  • 中の白い円:OKINAWAの「O」と、人の輪
  • 一番内側の赤い円:沖縄県の発展性

全体で、海洋・平和・発展を象徴します。赤・白・赤の円が重なる、海と平和の「O」。沖縄県を象徴する1枚です。


「OKINAWAの『O』と、人の輪」

沖縄県旗の、県章の意味を見ていきます。一番外側の赤い円は、沖縄を囲む海を表します。中の白い円は、ローマ字OKINAWAの「O」であり、人の輪でもあります。一番内側の赤い円は、沖縄県の発展性を表します。全体で「海洋」「平和」「発展」を象徴するのです。「O」が、OKINAWAの頭文字であり、人の輪であり、海でもある。長崎(N)に続く、アルファベットを生かしたマークです。


「本土復帰の日に生まれた県章」

沖縄県旗の、最も重い物語を見ていきます。

1972年5月15日

沖縄は、第二次大戦後、長くアメリカの統治下にありました。1972年5月15日、沖縄は日本に復帰し、沖縄県が発足します。県章は、まさにその本土復帰の日に制定されました。沖縄県のマークは、沖縄が日本に戻ったその日に生まれたのです。歴史の節目とともにある県章。だからこそ「平和」が込められています。(沖縄には沖縄戦などの重い歴史があり、ここでは事実を中立的に記すにとどめます。)

色をめぐる慌ただしい話

実は、配色には知られざる経緯があります。公募で選ばれた案の当初の配色(青・白・赤)が、全日本剣道連盟のマークに似ていると分かったのです。そこで制定直前の5月9日、配色は「青・白・青」に変更されました。つまり、復帰の日(5月15日)にお披露目された県章は、いまの赤ではなく「青と白」だったのです。その後、同年10月13日に青い部分が赤へと変えられ、現在の「赤・白・赤」になりました。県章を配した県旗も、この10月13日に制定されています。


沖縄県という地域

沖縄県の基本情報です。

  • 正式名:沖縄県
  • 県庁所在地:那覇市
  • 面積:約2,280km²
  • 人口:約146万人
  • 法的地位:日本の県(都道府県の1つ)

「琉球王国の歴史」

沖縄県は、かつて独立した琉球王国だった、独自の文化を持つ地です。首里城、琉球王国のグスク(世界遺産)、三線、シーサー、エイサーで知られます。

「美ら海の島々」

沖縄県は、サンゴ礁の美ら海や、亜熱帯の島々で知られます。泡盛、ゴーヤー、沖縄そばも沖縄の名物です。


まとめ:海と平和の「O」、沖縄県

今回の沖縄県旗のまとめです。

  • 3つの円:外側の赤い円=沖縄を囲む海、中の白い円=OKINAWAの「O」と人の輪、内側の赤い円=発展性
  • 全体で「海洋」「平和」「発展」を象徴、「O」は頭文字・人の輪・海を兼ねる(長崎のNに続くアルファベットのマーク)
  • 沖縄は戦後長くアメリカの統治下にあり、1972年5月15日に日本へ復帰、沖縄県が発足
  • 県章は、まさにその本土復帰の日に制定された(だからこそ「平和」を込める)
  • 公募案の配色(青白赤)が全日本剣道連盟のマークに似て、5月9日に青白青へ。復帰の日のお披露目は青白青で、同年10月13日に赤白赤へ再変更(県旗もこの日制定)
  • かつて独立した琉球王国、首里城・琉球王国のグスク(世界遺産)、三線・シーサー・エイサー
  • サンゴ礁の美ら海、亜熱帯の島々、泡盛・ゴーヤー・沖縄そば
  • 面積約2,280km²、人口約146万人、県庁所在地は那覇市

本土復帰の日に生まれた、海と平和の「O」。沖縄県の旗は、日本に戻ったその日とともにある、平和への願いを円に込めた1枚です。

沖縄県の市町村旗(五十音順)

市町村旗は順次追加していきます。