茄子紺(なすこん、暗い紫紺)の地に、金色の「岡」のマーク。岡山県の旗です。桃太郎と白桃の県の旗で、今の県章は漢字の「岡」を円形に図案化したもの。でも昔の県章は、知事に「ブタが気絶しているよう」と言われて不人気になった——そんな逸話を持つ1枚。今回はそんな岡山県の旗の話です。
まずは構成のおさらい
岡山県旗の構成は、次のとおりです。
- 背景:茄子紺色(暗い紫紺)
- 中央:金色の県章(漢字の「岡」を円形に図案化)
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 円形の「岡」:県民の団結と、県の発展・飛躍
茄子紺の地に、金色の「岡」のマーク。岡山県を象徴する1枚です。
「昔の県章は『ブタが気絶しているよう』」
岡山県旗の、面白い逸話を見ていきます。
鈴の形の旧県章
実は、1919年(大正8年)に制定された旧県章がありました。漢字の「岡」を鈴の形に図案化したものです。
知事のひとことで不人気に
ところが、第2代知事の三木行治が、これを「ブタが気絶しているようだね」と評したと伝えられます。この一言がきっかけで人気がなくなった、という逸話が残っているのです。はたログでも屈指の脱力エピソードですが、発言の確かな出典は残っていないようで、あくまで言い伝えです。やがて、旧県章は使われなくなりました。
「丘」+「山」=岡山
そのあと、つなぎのマークもありました。1956年、丘を表す2つの半円の中央を、山を表す「∧」でまたいで円で囲んだ職員団章が作られたのです。つまり「丘」+「山」=「岡山」を表していました。地名を漢字の意味で表したマークで、これが現県章まで使われました。
1967年 ── 現在の県章へ
岡山県旗の制定です。1967年、地方自治法施行20周年を記念して公募され、岡山市在住のデザイナーの案を採用、11月22日に制定されました。県旗は、茄子紺の地に金色の県章(略式は白抜きも可)です。
岡山県という地域
岡山県の基本情報です。
- 正式名:岡山県
- 県庁所在地:岡山市
- 面積:約7,100km²
- 人口:約181万人
- 法的地位:日本の県(都道府県の1つ)
「桃太郎の国」
岡山県は、桃太郎伝説の地です(きびだんご、古い国名・吉備にちなむ)。
「晴れの国・果物王国」
岡山県は、白桃、マスカット・ピオーネなどの果物で知られる「果物王国」です。日本三名園の後楽園、倉敷美観地区、備前焼、瀬戸大橋、そして雨が少ない「晴れの国」でも知られます。
まとめ:「岡」のマークとブタの逸話、岡山県
今回の岡山県旗のまとめです。
- 茄子紺(暗い紫紺)の地+金色の県章(漢字「岡」を円形に図案化)
- 円形の「岡」=県民の団結と、県の発展・飛躍
- 1919年の旧県章(「岡」を鈴の形に)は、知事・三木行治が「ブタが気絶しているよう」と評したと伝えられ不人気に(出典のはっきりしない言い伝え)
- 1956年のつなぎの職員団章は、丘(2つの半円)+山(∧)=「岡山」を表していた
- 1967年、地方自治法施行20周年を記念して公募、岡山市のデザイナーの案を採用・11月22日制定
- 県旗は茄子紺の地に金色の県章(略式は白抜きも可)
- 桃太郎伝説の地(きびだんご、古い国名・吉備)、白桃・マスカットなどの果物王国
- 日本三名園の後楽園、倉敷美観地区、備前焼、瀬戸大橋、晴れの国
- 面積約7,100km²、人口約181万人、県庁所在地は岡山市
昔の県章は「ブタが気絶しているよう」と言われた。岡山県の旗は、そんな逸話を経てたどり着いた、円形の「岡」の1枚です。
岡山県の市町村旗(五十音順)
市町村旗は順次追加していきます。