「大分」の二文字を、丸く図案化したマーク。大分市の旗です。大分県の県庁所在地、温泉県の県都の旗で、全体の丸みが、市の円満な発展を意味します。シンプルですが、まあるい形に「いい感じに、円満に伸びていきますように」という願いが込められています。今回はそんな大分市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

大分市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:「大分」を丸く図案化

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 「大分」の文字:大分
  • 丸み:市の円満な発展

丸い「大分」のマーク。大分市を象徴する1枚です。


「『大分』を丸く図案化、円満な発展」

大分市旗の、由来を見ていきます。市章は「大分」を図案化したもので、丸みは市の円満な発展を意味します。1965年(昭和40年)6月11日に制定されました。まあるい形で、円満な発展を願う。やさしいデザインです。丸=円満・調和という発想は、川崎市(円=調和)・山口市(円=市民の協力)とも通じます。大分県の旗(3つの「大」が手をつなぐ旭日)とは別物で、市は「大分」の二文字を使っています。

「大分」という地名

そして、名前の話もあります。「大分」の地名は、『日本書紀』で景行天皇がこの地を訪れ、広大な田を見て「碩田国(おおきたのくに)」と名づけたのが由来、と伝えられます(諸説あり)。それが「おおいた」になった、というわけです。大きな田んぼの国(碩田)が、大分になった。古い由来です。戦国時代には、キリシタン大名・大友宗麟の府内(大分)として、南蛮貿易で栄えた国際的な港町でした。


大分市という都市

大分市の基本情報です。

  • 正式名:大分市
  • 所在:大分県(県庁所在地)
  • 人口:約47万人
  • 法的地位:中核市

「温泉県の県都」

大分市は、キリシタン大名・大友宗麟の城下町(府内)で、近くに別府・湯布院を抱える「おんせん県」の県都です。高崎山の猿、とり天、関アジ・関サバも大分の名物です。臨海部は工業都市でもあります。


まとめ:丸い「大分」、大分市

今回の大分市旗のまとめです。

  • 市章は「大分」を丸く図案化、丸み=市の円満な発展、1965年(昭和40年)制定
  • 丸=円満・調和の発想は川崎市・山口市の円とも通じる
  • 大分県の旗(3つの「大」の旭日)とは別、市は「大分」の二文字
  • 「大分」は『日本書紀』で景行天皇が広大な田を見て「碩田国」と名づけたのが由来と伝わる(諸説あり)
  • 戦国時代はキリシタン大名・大友宗麟の府内として南蛮貿易で栄えた
  • 別府・湯布院を抱える「おんせん県」の県都、高崎山の猿、とり天、関アジ・関サバ
  • 人口約47万人、中核市、大分県の県庁所在地

「大分」を丸く図案化、円満な発展。大分市の旗は、まあるい形に円満な発展の願いを込めた1枚です。