六芒星(ろくぼうせい)のような星形、中心に篆書の「西」。西宮市の旗です。兵庫県・神戸と大阪の間、甲子園とえびすの街の旗で、この星形、じつは「宮」を表すカタカナ「ヤ」を3つ組み合わせたもの。中心の篆書体の「西」を囲んで「西宮」。今回はそんな西宮市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

西宮市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:3つの「ヤ」(籠目・六芒星風)+中心に篆書の「西」

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 3つの「ヤ」:「宮」を表す
  • 中心の篆書「西」:西
  • 全体で:西宮

星形に「西」のマーク。西宮市を象徴する1枚です。


「六芒星に見えて、じつは3つの『ヤ』」

西宮市旗の、由来を見ていきます。市章は、「宮」を意味するカタカナ「ヤ」を3つ組み合わせ、中心の篆書体の「西」を囲んで「西宮」を表したものです。籠目紋(かごめもん)・六芒星のような形ですが、よく見ると線が少しずれていて、ふつうの六芒星とは違います。1926年(大正15年)に市章として制定されました(前身の西宮町章を引き継いだともいわれます)。星に見えるけど、ほんとは「ヤ」が3つ。ちょっとしたトリックです。あまりに六芒星に似ているので「ユダヤと関係が?」と話題になることもありますが、答えは「宮(ヤ)が3つ」。西宮神社の町らしい由来です。

3つのかな、篆書の中心

そして、横のつながりもあります。かなを3つ組み合わせるのは、堺市(3つの「市」)・相模原市(3つの「サ」)とも通じる発想。中心に篆書(古い書体)を置くのは、鳥取市(小篆の鳥)・高崎市(高の古代文字)とも仲間です。「宮」のマークとしては、宇都宮市・宮崎市とも「宮」つながり。3つのかな・篆書・宮、いろんなテーマが集まる1枚です。兵庫県の県章(兵)や神戸市(カ)とも別のマークです。


西宮市という都市

西宮市の基本情報です。

  • 正式名:西宮市
  • 所在:兵庫県(阪神間)
  • 人口:約48万人
  • 法的地位:中核市

「甲子園とえびす」

西宮市は、高校野球と阪神タイガースの阪神甲子園球場、西宮神社(えびす総本社・福男選び)で知られます。灘の酒(西宮郷)、夙川などの高級住宅地、関西学院大学も西宮の特色です。


まとめ:3つの「ヤ」、西宮市

今回の西宮市旗のまとめです。

  • 市章は3つの「ヤ」(=宮)+中心に篆書の「西」=西宮、1926年(大正15年)制定
  • 籠目・六芒星のような形だが、線がずれていてふつうの六芒星とは違う
  • 六芒星に似てユダヤと話題になることもあるが、正体は「宮(ヤ)」が3つ、西宮神社の町らしい由来
  • かな3つは堺(3つの市)・相模原(3つのサ)と、篆書の中心は鳥取市・高崎と通じる
  • 「宮」のマークは宇都宮・宮崎とも仲間
  • 兵庫県の県章(兵)・神戸市(カ)とは別
  • 阪神甲子園球場、西宮神社(えびす・福男選び)、灘の酒、高級住宅地、関西学院大学
  • 人口約48万人、中核市、兵庫県阪神間

六芒星に見えて、じつは3つの「ヤ」。西宮市の旗は、宮を表す「ヤ」3つで「西宮」を組んだ1枚です。