カタカナの「ナハ」を、円形に図案化したマーク。那覇市の旗です。沖縄県の県庁所在地、琉球王国の都の旗で、「ナハ」の字を円にして、無限に発展していく那覇市の姿を表す。日本最南端の県庁所在地の、まあるいマークです。今回はそんな那覇市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
那覇市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:「ナハ」を円形に図案化
シンボルの意味は、次のとおりです。
- ナ+ハ:那覇
- 円形:無限に発展していく那覇市
円い「ナハ」のマーク。那覇市を象徴する1枚です。
「『ナハ』を円に、無限の発展」
那覇市旗の、由来を見ていきます。市章は「ナハ」の字を円形に図案化したもので、無限に発展していく那覇市の姿を表します。1921年(大正10年)12月19日に制定されました。かなを円にまとめて、限りない発展を願う。シンプルで前向きなデザインです。沖縄県の県章(赤白赤の3つの円=OKINAWAの「O」と海と発展)も円が基調で、県も市も、円に発展の願いを込めているのが沖縄らしいところです。
「ナハ」と「ハマ」
そして、横のつながりもあります。那覇(ナ+ハ)は港町。横浜市の「ハマ菱」(ハ+マ)と同じく、港町のかなのマークで、どちらも「ハ」が入っています。かなを円にまとめる形は、相模原市(サガミハラの円)とも通じます。横浜のハマ、那覇のナハ。港町のかなマーク仲間です。那覇は、かつて琉球王国が東アジアと交易した「大交易時代」の港でした。
那覇市という都市
那覇市の基本情報です。
- 正式名:那覇市
- 所在:沖縄県(県庁所在地)
- 人口:約31万人
- 法的地位:中核市(日本最南端の県庁所在地)
「琉球王国の都」
那覇市は、琉球王国の王城・首里城(2019年に焼失し再建中)、守礼門、国際通り、壺屋焼で知られます。牧志公設市場、モノレールのゆいレールもあり、市花はブーゲンビレアです。
まとめ:「ナハ」の円、那覇市
今回の那覇市旗のまとめです。
- 市章は「ナハ」を円形に図案化、無限に発展していく那覇市の姿、1921年(大正10年)制定
- 沖縄県の県章(赤白赤の3円=OKINAWAのO)も円が基調、県も市も円に発展の願い
- 那覇(ナ+ハ)は港町、横浜のハマ菱(ハ+マ)と同じ港町のかなマーク(どちらも「ハ」入り)
- かなを円にまとめる形は相模原市(サガミハラの円)とも通じる
- 那覇は琉球王国が東アジアと交易した大交易時代の港
- 琉球王国の首里城(2019焼失・再建中)、守礼門、国際通り、壺屋焼、ゆいレール
- 人口約31万人、中核市、日本最南端の県庁所在地
「ナハ」を円に、無限の発展。那覇市の旗は、琉球の都の限りない発展を、円い「ナハ」に込めた1枚です。
【ここまでの歩み】県庁所在地+政令指定都市、ぜんぶ完了!
那覇市で、北海道の札幌市から沖縄の那覇市まで、全国の県庁所在地(47市)と政令指定都市(20市)の市章が、ひととおりそろいました。北から南まで47枚+αをたどってみて、見えてきたことをすこしだけ。
- お殿様の家紋が、今も市のマーク:盛岡(南部)・仙台(伊達)・名古屋(尾張徳川)・徳島(蜂須賀)・鹿児島(島津) など、城下町は武家の紋を受け継いでいる
- 数の言葉遊び:福島(9フ4マ=フクシマ)と福岡(9フ=フク)が、同じ「九=ク」の仕掛け。熊本の旧章も仲間だった
- 地名を絵にする:岡山(岡+山)・高松(高+松葉)・松山(松+山)
- 港のマーク:横浜・新潟・神戸・長崎 の開港五港(残るは函館だけ)
- 平成の合併マーク:さいたま・静岡・佐賀 など、新しい市の「S」
旗ひとつひとつに、その街の歴史と願いが、ぎゅっと詰まっていました。