青竹色(あおたけいろ)の円の中に、図案化した「長」の字。長野市の旗です。長野県の県庁所在地、善光寺の門前町の旗で、長野の頭文字「長」をシンプルにして、円にまとめたマーク。色は青と緑をまぜた青竹色。じつは昔は、ぜんぜん違う「4つの『の』」のマークでした。今回はそんな長野市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

長野市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:青竹色の円の中に「長」の字を図案化

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 「長」:長野の頭文字
  • :気品ある近代的な新しい都市
  • 青竹色:青(空・水)+緑(木・花)の融合

青竹色の円に「長」のマーク。長野市を象徴する1枚です。


「『長』を円に、青竹色」

長野市旗の、由来を見ていきます。市章は、長野の頭文字「長」を簡素に図案化し、気品ある近代的な新しい都市を円形で表したものです。色の「青竹色」は、青空と清い水の「青」と、木々や花の「緑」を融合させた色で、豊かな自然と共存しながら発展する長野を表します。「長」を円に、色は青と緑をまぜた青竹色。自然をイメージしたマークで、1967年(昭和42年)の制定です。長野県の県章(カナ「ナ」=飛ぶ鳥)とは別物です。

昔は「4つの『の』」だった

そして、消えた初代マークの話もあります。長野市が最初に市徽章を定めたのは、1907年(明治40年)。外側は草書の「長」の星形、中央には4つのひらがな「の」を並べて「ながのし」を表していました。しかしこのマークは短命で、1915年(大正4年)には中央の4つの「の」が一文字に改められました。かつては「の」を4つ並べて「ながのし」を表す、文字遊びのマークだった。福島市(9つのフ+4つのマ=フクシマ)に通じる遊び心が、長野にも昔あったわけです。


長野市という都市

長野市の基本情報です。

  • 正式名:長野市
  • 所在:長野県(県庁所在地)
  • 人口:約36万人
  • 法的地位:中核市

「善光寺と冬季五輪」

長野市は、「牛に引かれて善光寺参り」の善光寺の門前町です。川中島の戦い(武田信玄vs上杉謙信)の地でもあり、1998年には長野冬季オリンピック・パラリンピックを開催しました。


まとめ:「長」を円に、長野市

今回の長野市旗のまとめです。

  • 市章は青竹色の円の中に「長」の字を図案化、1967年(昭和42年)制定
  • 「長」=長野の頭文字、円=気品ある近代的な新都市、青竹色=青(空・水)+緑(木・花)の融合
  • 長野県の県章(カナ「ナ」=飛ぶ鳥)とは別
  • 初代は1907年、外側に草書の「長」の星形+中央に4つの「の」で「ながのし」を表していた
  • その文字遊びマークは短命で、1915年に中央が一文字に改められた(福島市の文字遊びに通じる)
  • 「牛に引かれて善光寺参り」の善光寺の門前町、川中島の戦いの地
  • 1998年に長野冬季オリンピック・パラリンピックを開催
  • 人口約36万人、中核市、長野県の県庁所在地

「長」を円に、青竹色。長野市の旗は、自然と共存して発展する街を、青竹色の「長」に込めた1枚です。