「水戸黄門の街だから、葵の御紋?」——いいえ。水戸市の市章は、漢字の「水」と、ミトの「ト」を組み合わせたものです。茨城県の県庁所在地、偕楽園と水戸黄門の街の旗。今回はそんな水戸市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
水戸市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:漢字の「水」+3つの「ト」を図案化
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 「水」の字:たくましく四方に伸びる姿
- 3つの「ト」:ミトの「ト」を芯に組み合わせ
「水」と「ト」のマーク。水戸市を象徴する1枚です。
「葵の御紋…ではなく『水』と『ト』」
水戸市旗の、意味を見ていきます。
水+ト
市章は、水戸の「水」を図案化し、たくましく四方に伸びる姿を表しています。その中に、ミトの「ト」を3つ合わせて芯とし、「ト」を横にして下で受け止めています。
葵の御紋ではない
ここがポイントです。水戸といえば、水戸徳川家(御三家)や水戸黄門、葵の御紋を思い浮かべがちです。しかし、水戸市の公式の市章は「水」と「ト」のマークで、葵の御紋ではありません。徳川ゆかりの水戸でも、市のマークは葵ではなく「水」と「ト」。札幌(市旗は六角形、街の星は開拓使)にも通じる、「市章と有名シンボルは別」のパターンです。市章は1933年、669点の公募から選ばれました。
水戸市という都市
水戸市の基本情報です。
- 正式名:水戸市
- 所在:茨城県(県庁所在地)
- 人口:約27万人
- 法的地位:日本の市
「偕楽園と水戸黄門」
水戸市は、日本三名園の偕楽園(梅の名所)や、徳川光圀(水戸黄門)の城下町で知られます。弘道館、水戸納豆、春の梅まつりも水戸市の名物です。
まとめ:「水」と「ト」、水戸市
今回の水戸市旗のまとめです。
- 市章は漢字の「水」+3つの「ト」を図案化
- 「水」=たくましく四方に伸びる姿、3つの「ト」=ミトの「ト」を芯に組み合わせ(横の「ト」が下で受け止める)
- 水戸といえば水戸徳川家・水戸黄門・葵の御紋を思い浮かべがちだが、市章は葵ではない
- 札幌(市旗と街の有名シンボルが別)にも通じる「市章と有名シンボルは別」のパターン
- 市章は1933年、669点の公募から大谷幸次郎の作品が選ばれた
- 日本三名園の偕楽園(梅)、徳川光圀(水戸黄門)の城下町、弘道館、水戸納豆、梅まつり
- 人口約27万人、茨城県の県庁所在地
葵の御紋…ではなく「水」と「ト」。水戸市の旗は、徳川ゆかりの街でも、市のマークは県名の文字という1枚です。