松と山を組み合わせて「松山」。松山市の旗です。愛媛県の県庁所在地、四国最大の都市の旗で、地元・松山出身の画家・下村為山(しもむら いざん)が考案したマーク。松(松)と山(山)で、市の名前そのものを絵にしています。今回はそんな松山市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
松山市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:松+山を図案化して「松山」
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 松:松
- 山:山
松と山で「松山」のマーク。松山市を象徴する1枚です。
「松と山で『松山』、画家がデザイン」
松山市旗の、由来を見ていきます。市章は、松と山を図案化して「松山」を表したものです。松山出身の画家・下村為山(本名・純孝、洋画家・俳人・俳画家)の考案で、1911年(明治44年)4月7日に制定されました。地名を、松と山にそのまま分けて絵にする。わかりやすいデザインです。先に書いた岡山市(岡+山)・高松市(高+松葉)と同じ、地名分解タイプ。松山も高松も「松」が入っているのが、ちょっと面白いところです。愛媛県の県旗(みかんの花)とは別物です。
芸術家がデザインした旗
そして、横のつながりもあります。松山市章は、画家・下村為山の作。旗を芸術家がデザインした例として、茨城県(永井一正)・愛媛県(福田繁雄)の仲間に加わります。愛媛は、県章(福田繁雄)も松山市章(下村為山)も、ともに芸術家の手によるもの。俳句の街・松山らしく、画家が手がけたマークです。為山自身も俳人でした。
松山市という都市
松山市の基本情報です。
- 正式名:松山市
- 所在:愛媛県(県庁所在地)
- 人口:約49万人(四国最大)
- 法的地位:中核市
「道後温泉と俳句」
松山市は、日本最古級の道後温泉や、現存天守の松山城で知られます。正岡子規・夏目漱石『坊っちゃん』の俳句の街でもあり、司馬遼太郎『坂の上の雲』の舞台、みかんでも知られます。
まとめ:松と山、松山市
今回の松山市旗のまとめです。
- 市章は松+山を図案化して「松山」、1911年(明治44年)制定
- 松山出身の画家・下村為山(洋画家・俳人)の考案
- 岡山市(岡+山)・高松市(高+松葉)と同じ地名分解タイプ、松山も高松も「松」入り
- 旗を芸術家がデザインした例として茨城県(永井一正)・愛媛県(福田繁雄)の仲間
- 愛媛は県章(福田繁雄)も松山市章(下村為山)も芸術家の手による
- 愛媛県の県旗(みかんの花)とは別
- 道後温泉、現存天守の松山城、正岡子規・『坊っちゃん』の俳句の街、『坂の上の雲』、みかん
- 人口約49万人(四国最大)、中核市、愛媛県の県庁所在地
松と山で「松山」、画家がデザイン。松山市の旗は、地名を松と山にそのまま分けた、画家の手による1枚です。