「松」の字を「公」と「木」にくずして図案化したマーク。松江市の旗(徽章)です。島根県の県庁所在地、国宝・松江城の水の都の旗で、外側の枠は亀田山(松江城のある城址の山)、中は松葉を表しています。今回はそんな松江市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

松江市旗の構成は、次のとおりです。

  • 徽章(市章):「松」を公+木にくずして図案化

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 「松」(公+木):松江
  • 外郭:亀田(城址・亀田山)
  • :松葉

「松」をくずした亀田山と松葉のマーク。松江市を象徴する1枚です。


「『松』を公と木にくずし、亀田山と松葉」

松江市旗の、由来を見ていきます。徽章は、「松」の字を「公」と「木」にくずして図案化したものです。城址・亀田山(松江城のある山)にちなみ、外郭は亀田、中は松葉を意味します。現在の徽章は2005年(平成17年)、周辺町村との合併による新・松江市の発足時に定められました。「松」の字に、お城の山(亀田山)と松葉を重ねる。松江らしいデザインです。中心の松江城は、全国に12しかない現存天守のひとつで、しかも国宝。その城が建つ亀田山が、マークの外枠になっているわけです。

「松」を公と木にくずす、浜松とおそろい

そして、横のつながりもあります。先に書いた浜松市の旧市章も、「松」を「公」と「木」にくずして図案化していました。松江と浜松、どちらも「松」のつく街が、同じ「公+木」のくずし方をしている。松の分け方がおそろい、というちょっとうれしい一致です。島根県の県章(4つの「マ」=四マ=シマ+雲)とは別物です。


松江市という都市

松江市の基本情報です。

  • 正式名:松江市
  • 所在:島根県(県庁所在地)
  • 人口:約19万人
  • 法的地位:中核市

「水の都と八雲」

松江市は、国宝の松江城(現存天守の一つ)や、夕日としじみの宍道湖、堀川めぐりで知られます。宍道湖と中海にはさまれた「水の都」です。『怪談』の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)ゆかりの地でもあり、松江藩松平家(不昧公)の茶の湯・和菓子も有名です。


まとめ:「松」と亀田山、松江市

今回の松江市旗のまとめです。

  • 徽章は「松」を「公」と「木」にくずして図案化、2005年(平成17年)の新・松江市発足時に制定
  • 城址亀田山(松江城の山)にちなみ、外郭は亀田、中は松葉
  • 中心の松江城は全国12の現存天守の一つで国宝、その城の山(亀田山)が外枠に
  • 浜松市の旧市章も「松」を「公」と「木」にくずしており、松の分け方がおそろい
  • 島根県の県章(4つの「マ」=四マ=シマ+雲)とは別
  • 国宝松江城、宍道湖(夕日・しじみ)、水の都、小泉八雲ゆかり、松江藩松平家の茶の湯・和菓子
  • 人口約19万人、中核市、島根県の県庁所在地

「松」を公と木にくずし、亀田山と松葉。松江市の旗は、国宝の城が建つ亀田山と松を、一字に込めた1枚です。