天に昇る朝日(旭日)の形に、カタカナの「マツド」。松戸市の旗です。千葉県北西部、東京のベッドタウンとして発展した街の旗で、旭日が天に昇る姿で市の飛躍的な発展を表し、あわせて「マツド」の文字を図案化して浮き出させたもの。今回はそんな松戸市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

松戸市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:天に昇る旭日+カタカナ「マツド」

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 旭日:天に昇る姿=市勢の飛躍的発展
  • 「マツド」:松戸

旭日と「マツド」のマーク。松戸市を象徴する1枚です。


「天に昇る旭日と『マツド』」

松戸市旗の、由来を見ていきます。市章は、旭日(朝日)が天に昇る姿で、市の飛躍的な発展を象徴し、あわせてカタカナの「マツド」を図案化して浮き出させたものです。市制施行5周年(1948年ごろ)に、市民からの公募で選ばれました。昇る朝日(旭日)を市章にするのは、深紅の旭日を中心に置いた旭川市や、3つの「大」を旭日にした大分県の県旗とも通じます。朝日に向かって伸びていく、前向きなデザインです。千葉県の県章(チ+ハ)や千葉市(月星)、船橋市(舟)とは別のマークです。

最後の将軍の弟が住んだ街

そして、松戸には意外な歴史があります。最後の将軍・徳川慶喜の弟、徳川昭武(あきたけ)が暮らした邸宅「戸定邸(とじょうてい)」があるのです。昭武は、慶喜の名代として1867年のパリ万博に渡った人物。明治になって、この松戸に屋敷を構えました。ほかにも、伊藤左千夫の小説『野菊の墓』の舞台となった矢切の渡し、あじさいの本土寺など、見どころの多い街です。


松戸市という都市

松戸市の基本情報です。

  • 正式名:松戸市
  • 所在:千葉県(北西部、江戸川をはさんで東京の対岸)
  • 人口:約50万人(千葉県第3の都市)
  • 法的地位:市

「戸定邸と矢切の渡し」

松戸市は、徳川昭武の戸定邸、『野菊の墓』の矢切の渡し、矢切ねぎで知られます。あじさい寺の本土寺、広大な21世紀の森と広場、東京のベッドタウンとしての顔も松戸の特徴です。


まとめ:旭日と「マツド」、松戸市

今回の松戸市旗のまとめです。

  • 市章は天に昇る旭日+カタカナ「マツド」、市制5周年(1948年ごろ)に公募で制定
  • 旭日が天に昇る姿=市勢の飛躍的発展、「マツド」を図案化して浮き出させた
  • 昇る旭日を市章にするのは旭川市(深紅の旭日)・大分県(3つの大の旭日)とも通じる
  • 千葉県の県章・千葉市・船橋市とは別
  • 最後の将軍・徳川慶喜の弟・徳川昭武が暮らした戸定邸(昭武はパリ万博に渡った人物)
  • 『野菊の墓』の矢切の渡し、あじさいの本土寺
  • 人口約50万人(千葉県第3の都市)、東京のベッドタウン
  • 戸定邸、矢切の渡し、矢切ねぎ、本土寺、21世紀の森と広場

天に昇る旭日と「マツド」。松戸市の旗は、朝日に向かって伸びる街を、旭日と「マツド」に込めた1枚です。