外の円が「マ」、中のY字が「イ」、そして全体が翼を広げて舞う鶴。舞鶴市の旗です。京都府北部、日本海側の軍港の街の旗で、マ+イ+ツル(鶴)で「マイヅル」、しかも全体が鶴の舞う姿になっている、という凝ったデザイン。今回はそんな舞鶴市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
舞鶴市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:外の円=「マ」/中のY字=「イ」/全体=舞う鶴(ツル)
シンボルの意味は、次のとおりです。
- マ・イ・ツル:マイヅル=舞鶴
- 全体の姿:翼を広げて舞う鶴
舞う鶴の「マイヅル」マーク。舞鶴市を象徴する1枚です。
「『マ』と『イ』、全体は舞う鶴」
舞鶴市旗の、由来を見ていきます。外まわりの円が「マ」、中のY字が「イ」、そして全体が「ツル(鶴)」を表し、翼を広げて舞う鶴の姿をかたどっています。1944年(昭和19年)1月20日に制定されました。文字(マ・イ)と絵(舞う鶴)が、一枚に重なっている。うまいデザインです。そもそも「舞鶴」という地名は、鶴が舞い降りたところに築かれたという「舞鶴城(=田辺城)」に由来します。だから名前も、マークも、鶴なのです。
鶴の仲間、そして軍港カルテット完成
そして、2つの横のつながりがあります。舞う鶴のマークは、盛岡市(折鶴の南部菱)・八戸市(向鶴)・長崎市(鶴の港の折鶴)と並ぶ、鶴のデザイン仲間。また、舞鶴は、旧海軍の鎮守府が置かれた軍港でした。これで横須賀・呉・佐世保・舞鶴の旧鎮守府4つがそろいました。鶴の街であり、軍港4つ目。これまで書いた横須賀・呉・佐世保に舞鶴が加わり、日本の旧4鎮守府がすべて登場しました。舞鶴は戦後、海外からの引揚げの港として知られ、その歴史は事実を中立的に記すにとどめます。京都市(京+御所車)とは別のマークです。
舞鶴市という都市
舞鶴市の基本情報です。
- 正式名:舞鶴市
- 所在:京都府(北部、日本海側)
- 人口:約7万人
- 法的地位:日本の市
「赤れんがと引揚げの港」
舞鶴市は、旧海軍ゆかりの舞鶴赤れんがパーク(赤れんが倉庫群)、海上自衛隊舞鶴基地で知られます。戦後の引揚げの港(舞鶴引揚記念館)、田辺城(舞鶴城)の城下町・西舞鶴も舞鶴の見どころです。
まとめ:舞う鶴、舞鶴市
今回の舞鶴市旗のまとめです。
- 市章は外の円=「マ」/中のY字=「イ」/全体=舞う鶴(ツル)でマイヅル、1944年(昭和19年)制定
- 「舞鶴」の地名は、鶴が舞い降りた地に築いた舞鶴城(=田辺城)に由来、名前もマークも鶴
- 舞う鶴は盛岡(折鶴の南部菱)・八戸(向鶴)・長崎(鶴の港)と並ぶ鶴のデザイン仲間
- 舞鶴は旧海軍鎮守府の軍港、横須賀・呉・佐世保・舞鶴の旧4鎮守府がそろった
- 戦後は引揚げの港として知られる(事実を中立的に記すにとどめる)
- 京都市(京+御所車)とは別
- 舞鶴赤れんがパーク、海上自衛隊基地、舞鶴引揚記念館、田辺城の西舞鶴
- 人口約7万人、京都府北部・日本海側
「マ」と「イ」、全体は舞う鶴。舞鶴市の旗は、舞い降りた鶴を、マ・イ・鶴の姿に込めた1枚です。