赤紫の地に、六枚の葉の形のなかに「京」のマーク。京都府の旗です。千年の都・平安京の地の旗で、六葉形は古都の格調高さ、中央の「京」は人の形に図案化されています。さらに京都は、日本の都道府県旗で最も古い旗(1870年)を持っていました。今回はそんな京都府の旗の話です。
まずは構成のおさらい
京都府旗の構成は、次のとおりです。
- 背景:赤紫
- 中央:府章(六葉形のなかに「京」の字を人の形に図案化)
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 六葉形:古都の格調高い土地柄
- 人の形の「京」:府民の連帯と力の結合
赤紫の地に、六葉形と「京」のマーク。古都らしい品のある1枚です。
「六葉形に、人の形の『京』」
京都府旗の、府章の意味を見ていきます。
古都らしい六葉形
府章の六葉形は、古都の格調高い土地柄を表現しています。
「京」を人の形に
そして、中央には工夫があります。「京」の文字を、人の形(ひとがた)に図案化して配しているのです。全体で、府民の連帯性とその力の結合を表します。六枚の葉の中に、人の形をした「京」の字。千年の都にふさわしい、上品なデザインです。赤紫の地色も雅やか。現在の府章は、日本国憲法公布30周年を記念して1976年に制定されました。
「日本で最も古い、都道府県の旗」
京都府旗の、意外な記録を見ていきます。
1870年の旗
実は京都は、とても早くから旗を持っていました。1870年(明治3年)、京都府は赤・白・赤の縦三分割の旗を定めていたのです。これは、日本の都道府県旗として最も古いものとされます。ただし当時は、官吏の標章に限定された使用でした。
ペルーの国旗に似ていた
そして、面白い偶然があります。この赤・白・赤の縦三分割は、ペルーの国旗によく似たデザインだったのです。日本で最初の都道府県旗は、京都の、しかもペルー国旗そっくりの旗だった。千葉県が「現役で最古の県章(1909年)」なら、京都は「最も古い府県旗(1870年)」を持っていたことになります。
京都府という地域
京都府の基本情報です。
- 正式名:京都府
- 府庁所在地:京都市
- 面積:約4,600km²
- 人口:約250万人
- 法的地位:日本の府(都道府県の1つ)
「千年の都」
京都府は、794年から明治まで、長く日本の都だった平安京の地です。金閣寺・清水寺・伏見稲荷など、数多くの世界遺産で知られます。
「祇園と宇治茶」
京都府は、祇園の舞妓、西陣織、宇治茶・抹茶で知られます。日本三景の天橋立も京都府にあります。
まとめ:六葉形の「京」と最古の旗、京都府
今回の京都府旗のまとめです。
- 赤紫の地+六葉形のなかに「京」の字を人の形に図案化した府章
- 六葉形=古都の格調高い土地柄、人の形の「京」=府民の連帯と力の結合
- 現在の府章は日本国憲法公布30周年を記念して1976年に制定
- 1870年(明治3年)、京都府は赤・白・赤の縦三分割の旗を定めており、都道府県旗として最古とされる
- ただし当時は官吏の標章に限定、しかもペルーの国旗に似たデザインだった
- 千葉が「現役最古の県章(1909)」なら、京都は「最も古い府県旗(1870)」
- 794年から明治まで都だった平安京、金閣寺・清水寺・伏見稲荷など世界遺産
- 祇園の舞妓、西陣織、宇治茶・抹茶、日本三景の天橋立
- 面積約4,600km²、人口約250万人、府庁所在地は京都市
六葉形に「京」、そして最古の府県旗。京都府の旗は、古都の品格と、日本最古の都道府県旗の歴史を持つ1枚です。
京都府の市町村旗(五十音順)
市町村旗は順次追加していきます。