横に翼を広げたような、「クラ」のマーク。倉敷市の旗です。岡山県で岡山市に次ぐ第2の都市、美観地区の蔵の街の旗で、倉敷の「クラ」を図案化し、横へ広がる翼で、瀬戸内の中核都市として飛躍発展する姿を表したもの。外側の円は市民の団結と融和。今回はそんな倉敷市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
倉敷市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:「クラ」+横に広がる翼+円
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 「クラ」:倉敷
- 翼:瀬戸内の中核都市として飛躍発展
- 円:市民の団結と融和
翼を広げた「クラ」のマーク。倉敷市を象徴する1枚です。
「『クラ』が翼を広げて飛ぶ」
倉敷市旗の、由来を見ていきます。市章は、倉敷の「クラ」を図案化したものです。横へ広がる翼は、瀬戸内経済圏の中核都市として、産業・文化・観光の調和ある理想都市をめざして飛躍発展する姿を表します。円は市民の団結と融和を象徴します。かなの「クラ」が、翼になって飛んでいく。躍動的なデザインです。
3市合併で生まれたマーク
そして、誕生の話もあります。市章は1967年(昭和42年)、倉敷・児島・玉島の3市が対等合併(新設合併)して新しい倉敷市が誕生したのを記念し、一般公募で制定されました。合併で新しく生まれた市が、公募で市章を定める。これは、さいたま市(浦和・大宮・与野の3市)・東大阪市(布施・河内・枚岡の3市)とも同じ来歴です。デザインはそれぞれ別物で、北九州市(5市)にいたっては5枚の花びらで旧5市の数まで表しています。3つの市が一つになって、翼を広げた。そんな倉敷です。なお「倉敷」の地名は、江戸時代に年貢米などを納めた「倉敷地」(蔵のある土地)に由来します。だから今も、白壁の蔵が並ぶ美観地区が街の顔。岡山県の県章(岡)や岡山市(岡+山)とは別のマークです。
倉敷市という都市
倉敷市の基本情報です。
- 正式名:倉敷市
- 所在:岡山県(県内第2の都市)
- 人口:約46万人
- 法的地位:中核市
「美観地区とジーンズ」
倉敷市は、白壁の蔵が並ぶ美観地区(倉敷川)、日本初の西洋美術館・大原美術館で知られます。国産ジーンズ発祥の児島(デニム)、水島臨海工業地帯、鷲羽山も倉敷の名所です。
まとめ:「クラ」の翼、倉敷市
今回の倉敷市旗のまとめです。
- 市章は「クラ」+横に広がる翼+円、1967年(昭和42年)制定
- 翼=瀬戸内の中核都市として飛躍発展、円=市民の団結と融和
- 倉敷・児島・玉島の3市が対等合併(新設)して誕生、一般公募で制定(合併新設の来歴はさいたま・東大阪と同じ、デザインは各市別、北九州は5市=花びら5枚)
- 「倉敷」は江戸時代の「倉敷地(蔵のある土地)」に由来、白壁の蔵の美観地区が街の顔
- 岡山県の県章(岡)・岡山市(岡+山)とは別
- 美観地区(白壁の蔵)、大原美術館、児島(ジーンズ)、水島工業地帯、鷲羽山
- 人口約46万人、中核市、岡山県第2の都市
「クラ」が翼を広げて飛ぶ。倉敷市の旗は、瀬戸内の中核都市として飛躍する姿を、翼の「クラ」に込めた1枚です。