「高」の字を図案化したマーク。高知市の旗です。高知県の県庁所在地、坂本龍馬の土佐の旗で、今のマークはシンプルな「高」。でもこれは2代目です。初代は土佐山内氏(土佐藩のお殿様)の「山内」を表す家紋でした。1920年、お殿様の紋から市の名前へと替わったんです。今回はそんな高知市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
高知市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:「高」の字を図案化(2代目)
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 「高」:高知の頭文字
シンプルな「高」のマーク。高知市を象徴する1枚です。
「お殿様の家紋から、シンプルな『高』へ」
高知市旗の、由来を見ていきます。現在の市章は、市名の「高」を図案化したシンプルなもので、1920年(大正9年)2月15日に制定されました。これは2代目です。初代の市章は明治時代のもので、土佐山内氏の「山内」を表す、藩主の家紋に由来するデザインでした。1920年、その初代を廃して、現在の「高」に替えたのです。お殿様(山内家)の紋をやめて、市の名前「高」にした。ちょっと珍しい切り替えです。徳島市(蜂須賀の子持筋)や名古屋市(尾張徳川のまるはち)が、お殿様のマークを今も使い続けているのとは対照的。高知市は、藩主の紋から市民の名前へと進んだわけです。
県は「土佐」と「高知」、市は「高」
そして、横のつながりもあります。高知県の県章は、旧国名「土佐」と現名「高知」(コ)の両方を入れています。県は昔の名(土佐)も残し、市は今の名(高)だけにした、という対比です。県は土佐も高知も、市は高だけ。面白いところです。ちなみに高知の地名は、山内一豊が築いた城(当初は「河中山」)が、のちに高智山→高知と改められたことに由来します。
高知市という都市
高知市の基本情報です。
- 正式名:高知市
- 所在:高知県(県庁所在地)
- 人口:約31万人
- 法的地位:中核市
「龍馬とよさこい」
高知市は、坂本龍馬と桂浜、現存天守の高知城(山内)、よさこい祭り、はりまや橋で知られます。カツオのたたき、街路に並ぶ日曜市も高知の名物です。
まとめ:「高」、高知市
今回の高知市旗のまとめです。
- 現市章は「高」の字を図案化したシンプルなもの、1920年(大正9年)制定の2代目
- 初代は明治時代の市章で、土佐山内氏の「山内」を表す藩主の家紋に由来した
- 1920年に初代を廃し、お殿様の紋から市の名前「高」へと替えた
- 徳島(蜂須賀)・名古屋(尾張徳川)がお殿様マークを使い続けるのとは対照的
- 高知県の県章は旧国名「土佐」+現名「高知」、市は「高」だけ、という対比
- 高知の地名は、山内一豊が築いた城(当初は河中山。のち高智山→高知)に由来
- 坂本龍馬・桂浜、現存天守の高知城、よさこい祭り、はりまや橋、カツオのたたき、日曜市
- 人口約31万人、中核市、高知県の県庁所在地
お殿様の家紋から、シンプルな「高」へ。高知市の旗は、藩主の紋を手放して市の名前を選んだ1枚です。