5枚の花びらが、星のように放射状に開いたマーク。北九州市の旗です。福岡県北部の政令指定都市、工業都市の旗で、この5枚の花びら、合併した旧5市の一体化を表す。1963年、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の5つの市が対等合併して生まれた街なんです。今回はそんな北九州市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

北九州市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:5枚の花びら(星形)+中央の文字

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 5枚の花びら:合併した旧5市の一体化
  • 中央:北九州の「北」・九州の「九」・「大」
  • 歯車・放射形:工業と市の発展

5枚の花びらが開いたマーク。北九州市を象徴する1枚です。


「5枚の花びらは、5つの市」

北九州市旗の、由来を見ていきます。周囲の5つの花びらは、合併による旧5市の一体化を表します。中央は、北九州の「北」、九州の「九」、および「大」の字を表します。星型に図案化されているのは、歯車で工業を、放射形で市の発展を表現したものです。花びらの数(5)が、そのまま合併した市の数。わかりやすいデザインです。さいたま市(3市合併)・静岡市(2市合併)と同じ、合併で生まれた市の一つですが、北九州は、5枚の花びらで合併した市の数(5市)まで表しているのが特徴です。しかも歯車(工業)が入っているのが、鉄の街・北九州らしいところです。

5つの市が対等合併

そして、誕生の話もあります。1963年(昭和38年)2月10日、門司市・小倉市・若松市・八幡市・戸畑市の5市が「対等合併」して北九州市が誕生しました。そして同年4月1日、三大都市圏以外の地域では初の政令指定都市になりました。どこか1つが中心ではなく、5つが対等に合体。だからこそ、特定の市名ではなく「北九州」という地域名になり、5枚の花びらで5市を平等に表したわけです。八幡製鉄所(世界遺産)に代表される、日本の工業を支えた街です。


北九州市という都市

北九州市の基本情報です。

  • 正式名:北九州市
  • 所在:福岡県(北部)
  • 人口:約90万人(政令指定都市)
  • 法的地位:政令指定都市(1963年〜、三大都市圏以外で初)

「関門海峡と鉄の街」

北九州市は、本州と向き合う関門海峡(門司港レトロ、関門トンネル・関門橋)、小倉城で知られます。八幡製鉄所(明治日本の産業革命遺産・世界遺産)の「鉄の街」でもあります。


まとめ:5枚の花びら、北九州市

今回の北九州市旗のまとめです。

  • 市章は5枚の花びら(星形)+中央の文字、1963年(昭和38年)制定
  • 5つの花びら=合併した旧5市の一体化、中央=北九州の「北」・九州の「九」・「大」
  • 星形は歯車で工業を、放射形で市の発展を表す
  • さいたま(3市)・静岡(2市)と同じ合併で生まれた市だが、北九州は花びらで市の数(5市)まで表す、しかも歯車(工業)入り
  • 1963年2月10日に門司・小倉・若松・八幡・戸畑の5市が対等合併して誕生
  • 同年4月1日、三大都市圏以外で初の政令指定都市に、だから地域名「北九州」になった
  • 関門海峡(門司港レトロ)、小倉城、八幡製鉄所(世界遺産)の鉄の街
  • 人口約90万人、政令指定都市、福岡県北部

5枚の花びらは、5つの市。北九州市の旗は、対等に合体した5つの市を、5枚の花びらに表した1枚です。