三重の円と、中央の菱形。川口市の旗です。埼玉県でさいたま市に次ぐ第2の人口、鋳物(いもの)の街の旗で、外側の三重の円形が「川」を、中心の菱形が「口」を表すもの。市の名前「川口」を、まる(川の3本線)と菱(口)の幾何学模様で表した、すっきりしたデザインです。今回はそんな川口市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

川口市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:三重の円(川)+中央の菱形(口)

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 三重の円:「川」(川の3本線)
  • 中央の菱形:「口」

円と菱で「川口」のマーク。川口市を象徴する1枚です。


「三重の円が『川』、中の菱形が『口』」

川口市旗の、由来を見ていきます。市章は、外側の三重の円形が「川」を、中心の菱形が「口」を表します。もとは旧川口町の町章で、市制施行後の1933年(昭和8年)9月18日に市章として制定されました。川の3本線を3つの円に、口を菱形に。文字を図形に置きかえたデザインです。シンプルですが、ちゃんと「川口」になっているのが面白いところです。

「川」の街、3つめ

そして、横のつながりもあります。中央に「川」が入る市章は、川崎市(円の中の川)・川越市(川+コエ)に続いて川口市で3つめ。川崎は川そのもの、川越は川を越える、川口は川の口(河口)。同じ「川」でも意味が少しずつ違います。川崎・川越・川口、「川」の市章トリオです。同じ埼玉県のさいたま市(S)・川越市(川+コエ)や、埼玉県の県章(まが玉)とは別のマークです。


川口市という都市

川口市の基本情報です。

  • 正式名:川口市
  • 所在:埼玉県(県南、東京に隣接)
  • 人口:約60万人(埼玉県第2の人口)
  • 法的地位:中核市

「鋳物とキューポラ」

川口市は、鋳物(いもの)の街として栄え、映画『キューポラのある街』の舞台になりました(キューポラ=鋳物の溶解炉)。安行(あんぎょう)の植木・園芸、川口オートレース、東京のベッドタウンとしても知られます。


まとめ:円と菱の「川口」、川口市

今回の川口市旗のまとめです。

  • 市章は三重の円(川)+中央の菱形(口)、1933年(昭和8年)制定(旧川口町章から)
  • 川の3本線を3つの円に、口を菱形に置きかえた幾何学的なデザイン
  • 中央に「川」が入るのは川崎市(円の中の川)・川越市(川+コエ)に続いて3つめ
  • 川崎=川そのもの、川越=川を越える、川口=川の口(河口)と意味が違う
  • 同じ埼玉県のさいたま市(S)・川越市・埼玉県の県章(まが玉)とは別
  • 鋳物の街(映画『キューポラのある街』)、安行の植木・園芸、川口オートレース
  • 人口約60万人(埼玉県第2の人口)、中核市、東京に隣接

三重の円が「川」、中の菱形が「口」。川口市の旗は、「川口」を円と菱で表した1枚です。