「出」の字が、鳥のように羽ばたくマーク。出雲市の旗です。島根県東部、縁結びの出雲大社で知られる神話の街の旗で、出雲の「出」を図案化し、大空にはばたく鳥や、大きく手をひろげる市民をイメージして、飛躍発展する出雲を表したもの。今回はそんな出雲市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
出雲市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:「出」を図案化(羽ばたく鳥・手をひろげる市民のイメージ)
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 「出」:出雲
- 羽ばたく鳥・手をひろげる市民:飛躍発展する出雲市
大空に羽ばたく「出」のマーク。出雲市を象徴する1枚です。
「『出』が大空に羽ばたく」
出雲市旗の、由来を見ていきます。市章は、出雲市の「出」を図案化したものです。大空にはばたく鳥や、大きく手をひろげる市民をイメージし、全体として飛躍発展する出雲市を表しています。2005年(平成17年)3月、出雲市・平田市・大社町などが合併して新しい出雲市が誕生したときに定められた、現代的なデザインです。文字を鳥に見立てるのは、大津市(大=飛ぶ鳥)・鳥取市(鳥)・長野県(ナ=飛ぶ鳥)や、平和の鳩の東大阪市・吹田市とも通じます。
神話の国、出雲
そして、出雲といえば神話です。出雲には、縁結びの神様・大国主(だいこくさま)をまつる出雲大社があります。旧暦10月には全国の神々が出雲に集まるとされ、出雲では10月を「神在月(かみありづき)」と呼びます(ほかの地方では神様が出払うので「神無月」)。じつは日本の神話には大きく2つの舞台があり、ひとつが宮崎の日向神話(天孫降臨)、もうひとつがこの出雲神話。先に書いた宮崎市と、出雲市は、神話の地どうしです。ただし市章は、どちらも神社そのものではなく、別のモチーフを使っています。島根県の県章(4つの「マ」=シマ+雲)や松江市(松+亀田山)とは別のマークです。
出雲市という都市
出雲市の基本情報です。
- 正式名:出雲市
- 所在:島根県(県東部、松江市に次ぐ県内第2の都市)
- 人口:約17万人
- 法的地位:市
「出雲大社と神在月」
出雲市は、縁結びの出雲大社、神々が集まる神在月で知られます。出雲そば、夕日の名所・日御碕(ひのみさき)、レトロな一畑電車、古代出雲を伝える荒神谷遺跡・加茂岩倉遺跡(大量の銅剣・銅鐸)も出雲の見どころです。
まとめ:羽ばたく「出」、出雲市
今回の出雲市旗のまとめです。
- 市章は「出」を図案化(羽ばたく鳥・手をひろげる市民のイメージ)、2005年(平成17年)の合併で制定
- 「出」=出雲、鳥・市民の姿=飛躍発展する出雲市
- 文字を鳥に見立てるのは大津・鳥取・長野県や、平和の鳩の東大阪・吹田とも通じる
- 出雲は縁結びの出雲大社の街、旧暦10月は神々が集まる「神在月」
- 日本神話の2大舞台=宮崎の日向神話と出雲神話、宮崎市と出雲市は神話の地どうし
- 島根県の県章(4マ=シマ+雲)・松江市(松+亀田山)とは別
- 出雲大社、神在月、出雲そば、日御碕、一畑電車、古代出雲の遺跡
- 人口約17万人、島根県第2の都市
「出」が大空に羽ばたく。出雲市の旗は、飛躍発展する神話の街を、羽ばたく「出」に込めた1枚です。