濃紺の地に、白く縁取られた赤い七つの光の星。北海道の旗です。日本最北の地の旗で、この星のルーツは、開拓使が掲げた「北辰旗」。あのサッポロビールや五稜郭でおなじみの赤い星です。今回から、はたログは日本の都道府県の旗もめぐっていきます。その第1号として、そんな北海道の旗の話です(ここから日本の47都道府県の旗をシリーズで紹介していきます)。
まずは構成のおさらい
北海道旗の構成は、次のとおりです。
- 背景:濃紺
- 中央:赤い七光星(しちこうせい)。白で囲まれる
色とシンボルの意味は、以下のとおりです。
- 濃紺:北の海と空
- 星を囲む白:光輝と風雪
- 赤い七光星:道民の不屈のエネルギーと、未来への発展
濃紺の北の空に、赤い七つの光の星。北の大地を象徴する1枚です。
「開拓使の赤い星」 ── 北辰旗
北海道旗のルーツを見ていきます。
北辰旗(ほくしんき)
道旗・道章のもとは、開拓使の北辰旗です。明治時代、北海道の開拓を担った開拓使が、青地に赤い五稜星を描いた旗を使いました。「北辰」とは北極星のこと。北の星を象徴する旗で、1872年に正式な開拓使の旗になりました。
今も愛される赤い星
この赤い星は、今も北海道のあちこちにあります。サッポロビールのラベルの赤い星、五稜郭、札幌時計台など、北海道のシンボルとして愛されています。北海道の旗の星は、開拓の時代から続く「北の星」なのです。北極星を掲げる点は、アラスカ・ヌナブト・ミネソタの旗とも響き合う、世界の「北の星の旗」の仲間です。
「五稜星から、七光星へ」
北海道旗の、面白い違いを見ていきます。
星の光が5本→7本
開拓使の星は、5つの先の五稜星でした。一方、現代の北海道の旗・章は、7本の光の七光星です。
七光星の意味
その七光星には、開拓者精神が込められています。厳しい風雪に耐え抜いた先人の開拓者精神と、雄々しく伸びる北海道の未来を象徴しています。歴史の五稜星を受け継ぎつつ、未来へ伸びる七つの光に。過去と未来をつなぐデザインです。
1967年 ── デザイン界の父が手がけた
北海道旗が生まれた経緯です。1967年、7,500以上の公募案のなかから、現在のデザインが採用されました。手がけたのは、「北海道デザイン界の父」と称される栗谷川健一です。1967年5月1日に制定されました。
北海道という地域
北海道の基本情報です。
- 正式名:北海道
- 道庁所在地:札幌市
- 面積:約8.3万km²(日本の都道府県で最大)
- 人口:約500万人
- 法的地位:日本の道(都道府県の1つ)
「日本最大・最北の地」
北海道は、日本の都道府県で最も面積が大きく、最も北にあります。豊かな自然や雪、農業・酪農・漁業でも知られます。
「アイヌの大地」
北海道は、先住民アイヌの人々の歴史と文化の地でもあります。
まとめ:開拓者の赤い星、北海道
今回の北海道旗のまとめです。
- 濃紺地+白で縁取られた赤い七光星(七つの光の星)
- 濃紺=北の海と空、白=光輝と風雪、赤い七光星=道民の不屈のエネルギーと未来への発展
- ルーツは開拓使の「北辰旗」(青地に赤い五稜星、1872年に正式な開拓使の旗に)
- 「北辰」は北極星のこと、サッポロビール・五稜郭・札幌時計台の赤い星も同じ系統
- 北極星を掲げる点はアラスカ・ヌナブト・ミネソタの旗とも響き合う
- 開拓使の星は5本の五稜星、現代の道旗・章は7本の七光星
- 七光星は先人の開拓者精神と北海道の未来を象徴
- 1967年、7,500以上の公募案から栗谷川健一(北海道デザイン界の父)の案を採用、5月1日制定
- 日本最大・最北の地、道庁所在地は札幌市、先住民アイヌの大地
- 面積約8.3万km²、人口約500万人
開拓者の赤い星、北の大地の旗。北海道の旗は、開拓の時代から続く「北の星」を、未来へ伸びる七つの光に込めた1枚です。
北海道の市町村旗(五十音順)
市町村旗は順次追加していきます。