三本の、ゆるくカーブした横線。広島市の旗です。広島県の県庁所在地、中国・四国地方最大の都市の旗で、この三本線は、旧芸州藩(広島藩)の旗印「三つ引」がヒント。それに川の流れを表すカーブをつけて、川の街「水都広島」を象徴しています。今回はそんな広島市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
広島市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:カーブした三本の線(三つ引+川)
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 三つ引:旧芸州藩(広島藩)の旗印
- カーブ:川の流れ=水都広島
川のようにカーブした三本線のマーク。広島市を象徴する1枚です。
「三本の線は、お殿様の旗印と川」
広島市旗の、由来を見ていきます。市章は、旧芸州藩の旗印であった「三つ引」(三本の横線)にヒントを得たものです。これに川の流れを表すカーブをつけて、水都・広島を象徴しました。1896年(明治29年)5月19日に制定されました。お殿様の旗印(三つ引)が、川になった。うまい由来です。広島は太田川が枝分かれしてできた三角州(デルタ)の上に広がる街。だから三本の線が、その川そのものを表しているわけです。
仙台と同じ「三つ引」仲間
そして、横のつながりもあります。先に書いた仙台市の市章も、伊達家の家紋「三ツ引両」がもとでした。仙台は伊達家の三ツ引両、広島は芸州藩(広島藩)の旗印の三つ引。広島藩を治めたのは浅野家でした。どちらも「三本の線」のお殿様マークです。広島県の県章(カナ「ヒ」=重なる円)とは別物です。
広島市という都市
広島市の基本情報です。
- 正式名:広島市
- 所在:広島県(県庁所在地)
- 人口:約117万人(政令指定都市)
- 法的地位:政令指定都市(中国・四国地方最大の都市)
「平和記念都市」
広島市は、1945年の原子爆弾による被害を経て、平和記念都市として復興しました。原爆ドーム・平和記念公園は世界遺産です(ここでは事実を中立的に記すにとどめます)。太田川デルタの水都で、広島城(鯉城)、宮島・厳島神社(世界遺産)、お好み焼き、広島東洋カープでも知られます。
まとめ:三本の線、広島市
今回の広島市旗のまとめです。
- 市章はカーブした三本の線(三つ引+川)、1896年(明治29年)制定
- 旧芸州藩(広島藩)の旗印「三つ引」にヒントを得て、川の流れのカーブをつけた
- 太田川が枝分かれしたデルタの街=水都広島を象徴
- 仙台市(伊達家の三ツ引両)と同じ「三本の線」のお殿様マーク(広島藩を治めたのは浅野家)
- 広島県の県章(カナ「ヒ」=重なる円)とは別
- 平和記念都市として復興、原爆ドーム・平和記念公園は世界遺産
- 広島城(鯉城)、宮島・厳島神社(世界遺産)、お好み焼き、カープ
- 人口約117万人、政令指定都市、中国・四国地方最大の都市
三本の線は、お殿様の旗印と川。広島市の旗は、芸州藩の三つ引と、デルタの川を、一枚に重ねた1枚です。