紫の地に、白いマーク。丸い文字を、3つの三日月が囲んでいます。群馬県の旗です。関東北西部、温泉と山の県の旗で、3つの三日月は上毛三山(赤城・榛名・妙義)を表します。でも、同じ群馬でも「紋章(県章)」と「県旗」で、山の形が違うのです。今回はそんな群馬県の旗の話です。
まずは構成のおさらい
群馬県旗の構成は、次のとおりです。
- 背景:紫
- 中央:丸く図案化された「羣」の文字
- その外周:3つの三日月型(上毛三山)
色とシンボルの意味は、次のとおりです。
- 紫:文化の栄え
- 3つの三日月:上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)、そして伸びゆく群馬
紫の地に、丸い文字と3つの三日月。群馬県を象徴する1枚です。
「羣」 ── 君と羊の、古い字
群馬県旗の、中央の文字を見ていきます。中央の丸い文字は「羣」。「群」の本字(古い形)で、「君」と「羊」を縦に並べた字です。県民の和を象徴するため、まるく図案化して中央に置かれています。「君」の下に「羊」で「羣(群)」。群馬の「群」の古い字で、県名の頭文字を古い字で表しています。
「紋章と県旗で、山の形が違う」
群馬県旗の、面白いポイントを見ていきます。
県章(1926年)は丸い山
県章では、上毛三山が内側を円周で囲んでいます。
県旗(1968年)は三日月の山
一方、県旗では、上毛三山の形が県章と違い、「伸びゆく群馬」を表す3つの三日月型になっています。同じ群馬でも、古い「県章(紋章)」と、後からできた「県旗」で、山の描き方が違うのです。県章は1926年、県旗は明治100年の1968年と、できた時期が40年以上離れているためです。
上毛三山
3つの山は、赤城山・榛名山・妙義山で、上毛三山と呼ばれます。群馬の子どもがみんな知る「上毛かるた」にも登場する、群馬を代表する山々です。
1926年・1968年 ── 県章と県旗
群馬県旗の制定です。県章は1926年、県庁舎建設を機に公募して制定されました。県旗は明治100年を記念して、1968年に制定されています。県旗は公募で採用作がなく、専門家の田島康次(群馬県繊維工業試験場)に委託して作られました。
群馬県という地域
群馬県の基本情報です。
- 正式名:群馬県
- 県庁所在地:前橋市
- 面積:約6,400km²
- 人口:約187万人
- 法的地位:日本の県(都道府県の1つ)
「鶴舞う形」
群馬県の形は、上毛かるたで「鶴舞う形の群馬県」とうたわれます。
「温泉と絹」
群馬県は、草津温泉などの名湯で知られます。富岡製糸場(世界遺産)、高崎だるま、こんにゃく(日本一)、尾瀬、下仁田ネギ、嬬恋キャベツも群馬の名物です。
まとめ:紋章と県旗で山が違う、群馬県
今回の群馬県旗のまとめです。
- 紫の地+丸く図案化された「羣」の文字+外周に3つの三日月型(上毛三山)
- 紫=文化の栄え、3つの三日月=上毛三山(赤城・榛名・妙義)・伸びゆく群馬
- 「羣」は「群」の本字(「君」+「羊」)、県民の和を象徴して丸く図案化
- 県章(1926年)は上毛三山が円周で囲む形、県旗(1968年)は3つの三日月型と、山の描き方が違う
- できた時期が40年以上離れているため(県章は県庁舎建設時、県旗は明治100年記念)
- 県旗は公募で採用作がなく専門家・田島康次(群馬県繊維工業試験場)に委託
- 上毛三山は上毛かるたにも登場、群馬の形は「鶴舞う形」とうたわれる
- 草津温泉、富岡製糸場(世界遺産)、高崎だるま、こんにゃく日本一、尾瀬
- 面積約6,400km²、人口約187万人、県庁所在地は前橋市
紋章と県旗で、山の形が違う。群馬県の旗は、古い字「羣」と上毛三山を、県章とは違う3つの三日月で描いた1枚です。
群馬県の市町村旗(五十音順)
市町村旗は順次追加していきます。