円の真ん中に、富士山。富士市の旗です。静岡県東部、富士山の南麓に広がる「紙のまち」の旗で、富士市の誇りである富士山を中心に置き、外円で合併した旧2市1町を、下の3本の曲線で田子の浦港から発展する産業を表したもの。富士山がそのまま主役の、堂々としたマークです。今回はそんな富士市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

富士市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:中央に富士山+外円+下に3本の曲線(緑色)

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 中央の富士山:富士市の誇り
  • 外円:円満に合併した旧2市1町
  • 下の3本の曲線:田子の浦港から外国へ発展する産業
  • 緑と空間:太陽と緑と空間のある都市

真ん中に富士山のマーク。富士市を象徴する1枚です。


「真ん中に、堂々の富士山」

富士市旗の、由来を見ていきます。市章は、なんといっても中央の富士山が主役です。富士市の誇りである富士山を真ん中に据え、それを囲む外円で、円満に合併した旧2市1町(旧富士市・吉原市・鷹岡町)を表します。下に伸びる3本の曲線は、田子の浦港から外国に向かって限りなく発展する富士市の産業。緑色や富士山の両側の空間は、「太陽と緑と空間のある都市」を表しています。1966年(昭和41年)の合併で生まれた市のマークです。富士山を旗に入れる街としては、山梨県(県章に富士山)・静岡県(県章に富士山)・静岡市(市章のSに富士山)と仲間。なかでも富士市は、富士山をそのまま中心に置いた、いちばんストレートな富士山の市章です。

紙のまち、田子の浦

そして、富士市は「紙のまち」。富士山の豊かな伏流水を生かした製紙業が盛んで、紙の生産は日本でも有数です。市章にある田子の浦港は、万葉の歌人・山部赤人が「田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける」と詠んだ、富士山を望む港。古くから、富士山と港と産業が結びついた街なのです。静岡県の県章や静岡市・浜松市とは別のマークです。


富士市という都市

富士市の基本情報です。

  • 正式名:富士市
  • 所在:静岡県(東部、富士山の南麓)
  • 人口:約24万人
  • 法的地位:施行時特例市

「富士山と紙のまち」

富士市は、富士山の絶景と、富士山の伏流水を生かした製紙業(紙のまち)で知られます。山部赤人の歌で名高い田子の浦港、東海道で富士山が左に見える「左富士」の吉原、かぐや姫伝説も富士市の見どころです。


まとめ:富士山、富士市

今回の富士市旗のまとめです。

  • 市章は中央に富士山+外円(合併した旧2市1町)+下に3本の曲線(田子の浦港から発展する産業)、1966年(昭和41年)制定
  • 緑や富士山の両側の空間は「太陽と緑と空間のある都市」を表す
  • 富士山を旗に入れる山梨県・静岡県・静岡市の仲間で、富士山をそのまま中心に置いたいちばんストレートな市章
  • 富士市は富士山の伏流水を生かした製紙業の「紙のまち」
  • 田子の浦港は山部赤人が富士山を詠んだ港(田子の浦ゆ…)
  • 静岡県の県章・静岡市・浜松市とは別
  • 富士山の絶景、紙のまち、田子の浦港、左富士の吉原、かぐや姫伝説
  • 人口約24万人、施行時特例市、富士山の南麓

真ん中に、堂々の富士山。富士市の旗は、富士山の誇りを、そのまま中心に据えた1枚です。