青・白・青の3本帯に、金の円盤を抱いた赤い「C」。コロラドの旗です。アメリカ西部、ロッキー山脈の州の旗で、この「C」はColorado(コロラド)だけでなく、Centennial(百年祭)とColumbine(州花)の3つを表します。そして「コロラド」はスペイン語で「赤」。意味の詰まった1枚です。今回はそんなコロラドの旗の話です。
まずは構成のおさらい
コロラド旗の構成は、次のとおりです。
- 3本の横帯:青(上)・白(中)・青(下)
- 中央:金の円盤を抱いた赤い「C」
色とシンボルの意味は、以下のとおりです。
- 赤い「C」:Colorado・Centennial・Columbineの3つ
- 金の円盤:年300日近い日照と、金鉱業
- 青の帯:空
- 白の帯:ロッキー山脈の峰と銀
青白青の帯に、金を抱いた赤いCという、シンプルで人気の高い1枚です。
「Cに込められた3つの意味」
この旗の主役は、赤い「C」です。この1文字には、3つの意味が込められています。
Colorado=赤
1つめは、州の名前です。Colorado(コロラド)の頭文字を表しています。実は「コロラド」はスペイン語で「赤」を意味し、赤い大地に由来します。コロラド川も「赤い川」の意味です。
Centennial=百年祭
2つめは、州の愛称です。Centennial(百年祭)を表しています。コロラドが州になった1876年は、アメリカ独立から100年の年でした。だから「百年祭の州(センテニアル・ステート)」と呼ばれます。
Columbine=州花
3つめは、州の花です。Columbine(コロンバイン=オダマキ)を表しています。青と白の花で、旗の青白の帯はこの花の色でもあります。
たった1文字のCに、州名・百年祭・州花の3つが込められている。凝ったデザインです。
「金の円盤」 ── 太陽と金
赤いCの中には、金の円盤があります。この金の円盤は、コロラドの年300日近い豊かな日照を表しています。同時に、金とゴールドラッシュの金鉱業も表しています。
輝く太陽と、ゴールドラッシュの金。それがCの真ん中で金色に輝いています。
1911年 ── 旗の制定
コロラド旗の制定の歴史です。1911年6月5日に正式採択され、デザインはアンドリュー・カーライル・カーソンによるものです。同年5月30日には、パレードで公にお披露目されました。その後、1929年に赤と青を星条旗と同じ色に定め、1964年に金の円盤の大きさを定めました。
コロラドという地域
コロラドの基本情報です。
- 正式名:コロラド州(State of Colorado)
- 州都:デンバー(Denver)
- 面積:約27万km²
- 人口:約590万人
- 公用語:英語
- 法的地位:アメリカ合衆国の州(38番目、1876年)
「マイル・ハイ・シティ」
州都デンバーは、標高がちょうど1マイル(約1,609m)の「マイル・ハイ・シティ」として知られます。ロッキー山脈を擁し、スキーリゾートも豊富です。
「ゴールドラッシュの州」
コロラドは、19世紀のゴールド・シルバーラッシュで発展しました。
まとめ:3つの意味のC、コロラド
今回のコロラド旗のまとめです。
- 青・白・青の3本帯に、中央に金の円盤を抱いた赤い「C」
- 赤い「C」はColorado(州名)・Centennial(百年祭)・Columbine(州花)の3つ
- 「コロラド」はスペイン語で「赤」(赤い大地、コロラド川も「赤い川」)
- 1876年(アメリカ独立100年)に州になったので「百年祭の州」
- コロンバイン(オダマキ)は青白の花で、旗の青白の帯もこの花の色
- 金の円盤は年300日近い日照と金鉱業、青は空、白はロッキーの峰と銀
- 1911年6月5日に採択、アンドリュー・カーライル・カーソンがデザイン
- 1929年に色を星条旗と統一、1964年に金の円盤の大きさを規定
- 州都デンバーは標高1マイルの「マイル・ハイ・シティ」、ロッキー山脈、ゴールドラッシュの州
- アメリカ38番目の州(1876年)、面積約27万km²、人口約590万人
赤いCに、3つの意味。コロラドの旗は、州名・百年祭・州花を1文字に込めた、意味の詰まった1枚です。