的(まと)のような形に、「矢留」と「田」の字。秋田市の旗です。秋田県の県庁所在地、竿燈まつりの街の旗で、このマークは、旧秋田藩主・佐竹氏の居城・久保田城の別名「矢留」と、秋田の「田」の字を表したもの。今回はそんな秋田市の旗の話です。
まずは構成のおさらい
秋田市旗の構成は、次のとおりです。
- 市章:的(まと)の形に「矢留」と「田」の字
シンボルの意味は、次のとおりです。
- 矢留:久保田城(別名・矢留城)
- 「田」の字:秋田の頭文字
的の形に、「矢留」と「田」のマーク。城下町・秋田を象徴する1枚です。
「『矢留』と『田』、久保田城のマーク」
秋田市旗の、由来を見ていきます。
殿様の城の別名
市章は、的に「矢留」の形と、秋田市の「田」の字を表したものです。「矢留」とは、旧秋田藩主・佐竹氏の居城「久保田城」の別名(矢留城)です。佐竹氏のお城・久保田城の別名と、秋田の「田」を組み合わせた。城下町らしい由来です。盛岡(南部家)・仙台(伊達家)に続いて、秋田市も殿様(佐竹氏)にゆかりのマークです。
著名な紋様学者がデザイン
そして、作者にも特徴があります。考案者は、秋田出身の紋様学者・小場恒吉です。市制施行40周年を記念して、1928年(昭和3年)6月に制定されました。秋田県の県章は「作者不明」でしたが、秋田市章は著名な紋様学者・小場恒吉の作。県と市の、面白い対比です。県は謎、市はれっきとした作者がいるのです。
秋田市という都市
秋田市の基本情報です。
- 正式名:秋田市
- 所在:秋田県(県庁所在地)
- 人口:約29万人
- 法的地位:日本の市
「竿燈と久保田城」
秋田市は、夏の竿燈まつりや、佐竹氏の久保田城(千秋公園)で知られます。日本海に面した港町・土崎もあります。
まとめ:「矢留」と「田」、秋田市
今回の秋田市旗のまとめです。
- 的(まと)の形に「矢留」と「田」の字を表した市章
- 「矢留」は旧秋田藩主・佐竹氏の居城「久保田城」の別名(矢留城)
- 盛岡(南部家)・仙台(伊達家)に続き、秋田市も殿様(佐竹氏)ゆかりのマーク
- 考案者は秋田出身の紋様学者・小場恒吉、市制施行40周年を記念して1928年6月制定
- 秋田県の県章が「作者不明」なのに対し、秋田市章は著名な作者がいる対比
- 夏の竿燈まつり、佐竹氏の久保田城(千秋公園)、日本海の港町・土崎
- 人口約29万人、秋田県の県庁所在地
「矢留」と「田」、久保田城のマーク。秋田市の旗は、佐竹氏の城の別名と「田」を、紋様学者の手で図案化した1枚です。