朱茶色(赤茶色)の地に、白い「ア」のマーク。秋田県の旗です。東北・日本海側の県の旗で、カタカナの「ア」を躍動的に図案化したものです。でも実は、この県章をデザインした人が、公式には分かっていません。そんな少し変わった経緯を持つ1枚。今回はそんな秋田県の旗の話です。
まずは構成のおさらい
秋田県旗の構成は、次のとおりです。
- 背景:朱茶(しゅちゃ/赤茶色)
- 中央:白抜きの県章
シンボルの意味は、以下のとおりです。
- 県章:カタカナの「ア」を躍動的に図案化
- 意味:県勢の飛躍、発展する姿
朱茶色の地に、白い「ア」のマーク。秋田県を象徴する1枚です。
「デザインした人が、わからない」
秋田県旗の、ちょっと変わった経緯を見ていきます。
偽名の応募者
県章は、1959年、公募で選ばれました。690点の応募から、秋田の版画家・勝平得之らが選考にあたったとされます。ところが、選ばれたデザインの応募者は、秋田県外(群馬県)の人でした。しかも、応募者名は偽名だったのです。県は応募者に連絡を試みましたが、返事は来ませんでした。そのため、秋田県の公式マークでありながら、公式には作者が確定していません。偽名で応募された事情については諸説あり、確かなことは分かっていません。
「カタカナの『ア』」
秋田県旗の、県章の意味を見ていきます。カタカナの「ア」(アキタの頭文字)を躍動的に図案化したもので、県勢の飛躍、発展する姿を表します。青森(県の形)・岩手(岩の字)・宮城(みの字+花)に続いて、秋田は「ア」の字。東北の県章を並べると、それぞれの工夫が見えてきます。
朱茶色の地
旗の地色は「朱茶」、赤茶色です。県章は白抜きになっています。
1959年 ── 県章・県旗の制定
秋田県旗の制定です。県旗・県章とも、1959年11月3日に制定されました。
秋田県という地域
秋田県の基本情報です。
- 正式名:秋田県
- 県庁所在地:秋田市
- 面積:約1.16万km²
- 人口:約87万人
- 法的地位:日本の県(都道府県の1つ)
「なまはげと竿燈」
秋田県は、男鹿半島のなまはげや、夏の竿燈まつりで知られます。
「秋田犬とお米」
忠犬ハチ公も秋田犬です。秋田は米・日本酒の名産地で、きりたんぽや、日本一深い湖・田沢湖、秋田美人でも有名です。
まとめ:作者がわからない「ア」、秋田県
今回の秋田県旗のまとめです。
- 朱茶(赤茶色)の地+白抜きの県章
- 県章はカタカナの「ア」(アキタの頭文字)を躍動的に図案化、県勢の飛躍・発展を表す
- 1959年、690点の公募から版画家・勝平得之らが選考したとされる
- 選ばれたデザインの応募者は県外(群馬県)の人で、しかも応募者名が偽名だった
- 県が連絡を試みたが返事は来ず、公式には作者が確定していない(事情には諸説あり)
- 青森(県の形)・岩手(岩の字)・宮城(みの字+花)に続き、秋田は「ア」の字
- 県旗・県章とも1959年11月3日に制定、県章は白抜き
- 男鹿半島のなまはげ、竿燈まつり、秋田犬(ハチ公)、米・日本酒、きりたんぽ、田沢湖、秋田美人
- 面積約1.16万km²、人口約87万人、県庁所在地は秋田市
デザインした人が、わからない旗。秋田県の旗は、カタカナの「ア」を躍動的に描きながら、公式には作者が分からないままという、少し変わった経緯を持つ1枚です。
秋田県の市町村旗(五十音順)
市町村旗は順次追加していきます。