旧字の「會」をデザイン化したマーク。会津若松市の旗です。福島県・会津地方の中心、鶴ヶ城の城下町の旗で、この「會」、会津藩の旗印として使われ、白虎隊をはじめ会津藩士の肩章(かたじるし)でもあった文字。会津の歴史と伝統の重みを表しています。今回はそんな会津若松市の旗の話です。


まずは構成のおさらい

会津若松市旗の構成は、次のとおりです。

  • 市章:旧字の「會」をデザイン化

シンボルの意味は、次のとおりです。

  • 「會」:会津藩の旗印・白虎隊ら会津藩士の肩章

「會」のマーク。会津若松市を象徴する1枚です。


「『會』は会津藩の旗印、白虎隊の肩章」

会津若松市旗の、由来を見ていきます。市章は、明治の戊辰の戦役で名を馳せた会津藩の旗印や、白虎隊士など会津藩士の肩章として使われていた「會」の字をデザイン化したものです。1927年(昭和2年)4月26日に制定されました。会津若松市の歴史と伝統の重みを表すとともに、市民の調和を象徴します。お殿様の旗印であり、若い藩士たちの肩のしるしでもあった「會」。重みのある文字です。戊辰戦争(1868年)は会津にとって大きな出来事ですが、ここでは事実を中立的に記すにとどめます。その会津藩の旗印「會」が、市のしるしとして受け継がれているのです。

歴史を選んだ市章

そして、横のつながりもあります。米沢(上杉の城下町でも市章は「米」)や高知(山内の紋から「高」へ)が、お殿様の紋から離れたのに対し、会津若松は「會」という歴史そのものを市章に選びました。歴史を手放さず、「會」に込めた。会津らしい選択です。なお市には、市章とは別に、「会」の字に磐梯山と猪苗代湖を組み合わせた現代的なシンボルマークもあります。福島県の県章(「ふ」+桃)とは別物です。


会津若松市という都市

会津若松市の基本情報です。

  • 正式名:会津若松市
  • 所在:福島県(会津地方の中心)
  • 人口:約11万人
  • 法的地位:日本の市

「鶴ヶ城と城下町」

会津若松市は、赤瓦の鶴ヶ城(若松城)、白虎隊ゆかりの飯盛山、藩校日新館、「ならぬことはならぬ」の什の掟で知られます。郷土玩具の赤べこ・起き上がり小法師、磐梯山・猪苗代湖も会津の名物です。


まとめ:「會」、会津若松市

今回の会津若松市旗のまとめです。

  • 市章は旧字の「會」をデザイン化、1927年(昭和2年)4月26日制定
  • 「會」は会津藩の旗印、白虎隊士など会津藩士の肩章として使われた文字
  • 会津若松市の歴史と伝統の重み、市民の調和を象徴
  • 戊辰戦争は会津の大きな出来事(事実を中立的に記すにとどめる)、その藩の旗印「會」を市章に
  • 米沢(上杉でも「米」)・高知(山内→「高」)と違い、会津若松は歴史「會」を選んだ
  • 市章とは別に、「会」+磐梯山・猪苗代湖の現代的なシンボルマークもある
  • 福島県の県章(「ふ」+桃)とは別
  • 赤瓦の鶴ヶ城、白虎隊の飯盛山、日新館、什の掟、赤べこ・起き上がり小法師
  • 人口約11万人、福島県会津地方の中心

「會」は会津藩の旗印、白虎隊の肩章。会津若松市の旗は、会津の歴史そのものを一字に込めた1枚です。